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アメリカ国家安全保障局 : ミニ英和和英辞書
アメリカ国家安全保障局[あめりかこっかあんぜんほしょうきょく]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [くに]
 【名詞】 1. country 
国家 : [こっか]
 【名詞】 1. state 2. country 3. nation 
: [いえ, け]
  1. (suf) house 2. family 
安全 : [あんぜん]
  1. (adj-na,n) safety 2. security 
安全保障 : [あんぜんほしょう]
 【名詞】 1. security e.g., (guarantee of) military security, network security, etc. 
: [ぜん]
  1. (n,pref) all 2. whole 3. entire 4. complete 5. overall 6. pan 
: [ほ]
  1. (n,vs) guarantee 
保障 : [ほしょう]
  1. (n,vs) guarantee 2. security 3. assurance 4. pledge 5. warranty 
: [きょく, つぼね]
 【名詞】 1. court lady 2. lady-in-waiting

アメリカ国家安全保障局 : ウィキペディア日本語版
アメリカ国家安全保障局[あめりかこっかあんぜんほしょうきょく]


アメリカ国家安全保障局(アメリカこっかあんぜんほしょうきょく、National Security Agency:NSA)は、アメリカ国防総省諜報機関である。
== 概要 ==
1949年5月20日に「軍保安局」(Armed Forces Security Agency、AFSA)として設立された。
1952年11月4日に結成されたインテリジェンス・コミュニティー(情報機関共同体)の中核組織のひとつであり(この時に現在の名称に改称)、公式では海外情報通信の収集と分析が主任務だとしているが、組織の存在自体が長年秘匿された経緯などから、その実像には不明の部分も多い。情報の確実性を期す意味でも本項の記載は公表された任務(海外情報通信の収集と分析)を中心に記述する。
合衆国政府が自国民をスパイするのは違法行為〔中央情報局が国民の反体制活動を見張る事が出来ないため、アメリカ同時多発テロ事件を契機に、連邦捜査局国家保安部が2005年に設置された。〕〔NSAには「ミナレット」、CIAには「ケイオス」という国内秘密情報工作があった。〕だが、他国へ諜報活動するのは違法ではない。海外信号諜報情報の収集活動に関して、計画し指示し自ら活動を行い、膨大な量の暗号解読を行なっている。また、合衆国政府の情報通信システムを他国の情報機関の手から守ることも重要な任務であり、ここでも暗号解読技術が鍵となる。
中央情報局 (CIA) がおもにヒューミント (HUMINT; human intelligence) と呼ばれるスパイなどの人間を使った諜報活動を担当するのに対し、NSAはシギント (SIGINT; signal intelligence) と呼ばれる電子機器を使った情報収集活動とその分析、集積、報告を担当する。シギント活動を中心にCSSの協力により、合衆国の各情報部と連携して活動を行っている。NSAのトップである長官については、規則によって「NSAは中将によって指揮される。」と規定されており、実際前身であるAFSA時代を除けば、初代長官であったラルフ・キャナイン将軍(陸軍少将)を除き、歴代のNSA長官には全て現役の中将が充てられている。ただし、現任の長官であるキース・ブレイン・アレクサンダー陸軍大将については、2005年8月1日に就任した際には陸軍中将であったものの、その後2010年5月21日に、NSA長官との兼任という形でサイバー軍 (USCYBERCOM) 司令官に任命された際に大将に昇任しており、例外的とも言える状況になっている〔歴代のNSA長官にも大将へと昇任した人物はいる〕〔ルー・アレン・ジュニアが大将に昇進し、空軍参謀長になるまで、NSA長官後は中将のまま退役していた。〕が、それらは全て他のポストへの異動にあわせて昇任したケースであり、NSA長官在職のまま大将へと昇任したケースは、アレクサンダー将軍が初めてである。
なお、CSS(Central Security Service、中央保安部)は、1972年の大統領命令によって設立された、NSAと一緒になってアメリカ国防総省のもとで国家情報活動の統合を行なう国家機関である。アメリカ陸軍情報保全コマンド、海軍保安部、空軍情報・監視・偵察局アメリカ海兵隊アメリカ沿岸警備隊とNSAが一体となって共同作戦を展開し、その長はNSA長官が兼務している。また、NSAは陸軍情報保全コマンド、海軍保安部、空軍情報部に対して監督権を持つ。
英国の政府通信本部 (GCHQ)、カナダ通信安全保障局 (CSEC)、オーストラリアの参謀本部国防信号局 (DSD)、ニュージーランドの政府通信保安局 (GCSB) と共にエシュロン (Echelon) を運用していると考えられている〔これらの各国はいずれもUKUSA協定締結国〕。NSAは占有する通信基地や航空機、艦艇、人工衛星は保有しないが、それらの情報収集現場に出向いてNSAの情報ネットワークに吸い上げてゆく活動を世界中で行なっている。プエブロ号事件のような時にはじめてその活動の一端が明らかとなる。
内部の「国立コンピューター保安センター」では、コンピュータセキュリティ問題に関する調査と研究や、1983年、1985年の過去2回発行されたオレンジブックと呼ばれるTrusted Computer System Evaluation Criteriaというレポートの発行も行っていた。
その性質上諸外国に関する非常に高度な機密(一説では、大統領権限ですらアクセスできないレベルの情報も扱うと言われる)を扱うため、組織や活動内容、予算については明らかにされていない部分も多く、設立当初は組織の存在そのものが秘匿されていた。NSAはあまりに全貌が不明瞭なため、その略称は「Never Say Anything(何も喋るな)」「No Such Agency(そんな部署はない)」の略だと揶揄される事も有る。
NSAウェブページによると、予算、床面積、人員などを考慮すると、フォーチュン500の上位10%内にランクされる企業(すなわち全米50位にランクされる企業)の規模に相当するとしている。雇用者数は約3万人〔。年間予算は約108億ドル(約1兆800億円)〔、世界中に80ヶ所の拠点がある(三沢基地にも関連施設がある)。ウェブページに職員募集告知があり〔NSA Careers 〕、条件は合衆国市民で高レベルのセキュリティークリアランスを取得できる者。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アメリカ国家安全保障局」の詳細全文を読む




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