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DIBAL ( リダイレクト:水素化ジイソブチルアルミニウム ) : ウィキペディア日本語版
水素化ジイソブチルアルミニウム[すいそかじいそぶちるあるみにうむ]

水素化ジイソブチルアルミニウム(すいそかジイソブチルアルミニウム、diisobutylaluminium hydride)は有機合成において汎用される還元剤である。DIBAL, DIBAH, DIBAL-H などと略される。化学式は 2AlH、もしくはイソブチル基を ''i''Bu と略記し ''i''Bu2AlH と表される。もともとはアルケンを重合させる際の共触媒として開発された化合物である〔Ziegler, K., Martin, H.; Krupp, F. (1960). "Metallorganische Verbindungen, XXVII Aluminiumtrialkyle und Dialkyl-Aluminiumhydride Aus Aluminiumisobutyl-Verbindungen". ''Liebigs Ann.'' 629 (1): 14-19. .〕。
== 特徴 ==
ケトンエステルなどのカルボニル化合物還元に用いられる代表的な還元剤の一つである。同じく還元剤である水素化アルミニウムリチウムと同程度の還元力を持つが、DIBALはルイス酸性を持ち、有機溶媒への溶解性も高いため反応性が異なる。無色液体だが、ほとんどの場合 THFトルエンヘキサンジクロロメタンなどの溶液として市販されている。湿気に弱いため、不活性ガス雰囲気下で保存・使用する。
他の多くの有機アルミニウム化合物と同様、二量体として存在する。2個のアルミニウム原子が水素原子で架橋された構造を持つ。
DIBALはトリイソブチルアルミニウム(二量体)を加熱し、ベータ水素脱離を起こすことによって合成できる〔Eisch, J. J. ''Organometallic Syntheses''; Academic Press: New York, 1981; Vol. 2. ISBN 0-12-234950-4.〕。
:(''i''Bu3Al)2 → (''i''Bu2AlH)2 + 2 (CH3)2C=CH2

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「水素化ジイソブチルアルミニウム」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Diisobutylaluminium hydride 」があります。




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