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腎細管 : ウィキペディア日本語版
尿細管[にょうさいかん]
尿細管(にょうさいかん、renal tubule:細尿管腎細管)は、腎臓における糸球体より集合管にいたるまでの、原尿が通り再吸収・分泌などを受ける組織のこと。尿細管には糸球体から伸びる毛細血管が取り巻いていて、腎小体でボーマン嚢に排出された原尿の成分のうち、ブドウ糖のすべてと、無機塩類のほとんど(99%)とグリセリンなどその他の物質を再吸収する。グルコースの再吸収はATPのエネルギーを用いた能動輸送によって行われており、それに必要なATPをまかなうため、尿細管の細胞ではミトコンドリアが発達している。尿細管で再吸収し切れなかったグルコースは尿中に排出されるが、これが糖尿病において尿中にグルコースが排出される理由である。
== 尿細管の分節 ==
尿細管はその位置によって形状・機能が異なる。そのため、個々の部位ごとに名称が付けられている。ある部位と別の部位をどのように区切るか、すなわち分節するかには2つの方法がある。まず、腎臓の皮質、髄質のうちどの部分に位置するか、どのような外形をとっているか、すなわち走行による分類である。もう一つは、尿細管の上皮細胞による分類である。尿細管の上皮細胞はいずれも単層上皮ではあるが、位置によって微絨毛(刷毛縁)の密度や長さ、細胞の形状と細胞内装置の分布や数、隣接上皮細胞とのふん合、基底膜からの陥入が異なるためである。以下の図では走行によるものと上皮細胞によるものを左右の端に配し、さらに細かい分類を中央にまとめた〔表中の用語は、日本腎臓学会編、『腎臓学用語集』、南江堂、1988年 に従った。〕。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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