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河島英昭 : ウィキペディア日本語版
河島英昭[かわしま ひであき]

河島 英昭(かわしま ひであき、1933年11月22日 - )は、イタリア文学者、東京外国語大学名誉教授。
東京生まれ。福島県立白河高等学校卒業後、学資のため三年間働き、東京外国語大学イタリア語科を卒業、同大学副手、助手、専任講師、助教授、1960年からチェーザレ・パヴェーゼ全集の半ばを翻訳、1960年代後半にローマ大学に留学、1979年、東京外大教授。イタリア文学の研究、翻訳に業績をあげ、1988年、『ウンガレッティ全詩集』でピーコ・デッラ・ミランドラ賞、1990年、ウンベルト・エーコ薔薇の名前』の翻訳で日本翻訳文化賞、1991年、BABEL国際翻訳大賞日本翻訳大賞、2006年、『イタリア・ユダヤ人の風景』で読売文学賞受賞。イタリア文学研究センター主宰。ほかにカルヴィーノモラヴィアの翻訳も多い。
ダンテ神曲 〈地獄篇〉』を、口語詩体で一歌ずつ岩波書店の月刊誌「図書」で、2005年6月号から2008年6月号まで連載した。続編〈煉獄篇〉は、同誌2011年1月号から連載開始した。第三篇〈天上篇〉まで完訳すれば岩波で刊行予定である。
==著書==

*氷河と蝶 イタリア旅想 筑摩書房 1983
 *改題「イタリアをめぐる旅想」 平凡社ライブラリー 1994
*叙事詩の精神 パヴェーゼとダンテ 岩波書店 1990
*ウンガレッティ 詩人の生涯 花神社 1994
*ローマ散策 岩波新書 2000
*イタリア・ユダヤ人の風景 岩波書店 2004
*めぐりくる夏の日に 岩波書店 2007

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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