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江戸鹿子 : ウィキペディア日本語版
江戸鹿子[えどかのこ]
江戸鹿子』(えどかのこ)は江戸時代前期に刊行された江戸地誌。作者は藤田利兵衛。貞享4年(1687年)11月、江戸京橋南新両替町小林太郎兵衛刊。
== 概要 ==
著者の藤田理兵衛については全く不明である。他の著書も伝わらない。
本書は貞享2年(1685年)刊の京都地誌『京羽二重』に直接影響を受けたものである。『京羽二重』には、京都の名産羽二重のように縦横無尽に京都を紹介するという意が込められている。一方、鹿子とは鹿の斑点のような模様を出した鹿の子絞りのことで、江戸では当時女形二代目伊藤小太夫が着たことで流行し、上方に逆輸入されて江戸鹿子と称されていた。序文では、「武蔵野に茂り茂めや江戸鹿子」を引き、武蔵野は広大無辺であるため、所々あらましを述べるに留まるから江戸鹿子と名付けたとする。
地誌では地域別に項目を立てることが多いが、『江戸鹿子』では『京羽二重』と同様主題別の構成を取り、検索性を重視している。説明文の長さはまちまちで、事物の羅列に留まる項目も多いが、江戸前期当時の商工業等の具体的な状況を知ることができる貴重な資料となっている。
説明文は先行する天和3年(1683年)刊『紫の一本』と類似する箇所が多く、参考の跡が見える〔熊倉(1970)〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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