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有機薄膜太陽電池 : ウィキペディア日本語版
有機薄膜太陽電池
有機薄膜太陽電池とは導電性高分子フラーレン等を組み合わせた有機薄膜半導体を用いる太陽電池
== 概要 ==
次世代照明/TVの有機ELの逆反応として研究が進展した。直近で実現しそうな技術のうち、最も安価大量に太陽発電可能な方式である。
有機薄膜太陽電池は光エネルギー損失が0.7eVから1.0eVで無機太陽電池(0.5eV以下)に比べて大きいため、吸収できる太陽光エネルギー(禁制帯幅)に対して出力できる電圧が無機太陽電池に比べて小さく、高効率化の妨げになっていた〔。
ロールツーロールで高速輪転機印刷が可能になるために、コストが1/10に下がりうる事と、軽量ロールのために山間部での施工費が格段に安価になり、太陽発電コストを(固定価格買取制度による、電気料金引上げを伴う強引な量産ではなく)、技術革新で大きく押し下げる効果が期待されている。上記の色素増感太陽電池よりもさらに構造や製法が簡便になると言われており、電解液を用いないために(色素増感と比べると)柔軟性や寿命向上の上でも有利なのが特長である。21世紀に入ってから盛んに開発が行われるようになっている。課題は変換効率と寿命であり、2016年2月現在の記録はドイツのヘリアテック(Heliatek)が開発した多接合型セルによる13.2%が世界記録である〔ヘリアテック社が有機太陽電池においてセル効率13.2%の世界新記録を更新 〕。
理論的には15%の効率も可能とされる〔有機薄膜太陽電池で飛躍的なエネルギー変換効率の向上が可能に -新材料開発で光エネルギー損失低減に成功- 〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「有機薄膜太陽電池」の詳細全文を読む



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