翻訳と辞書
Words near each other
・ 日本尊命
・ 日本小児口腔外科学会
・ 日本小児歯科学会
・ 日本小児皮膚科学会
・ 日本小児科医会
・ 日本小児科学会
・ 日本小動物獣医師会
・ 日本小型自動車工業会
・ 日本小型自動車振興会
・ 日本小型船舶検査機構
日本小説
・ 日本少年野球連盟
・ 日本屋根経済新聞
・ 日本山妙法寺
・ 日本山妙法寺大僧伽
・ 日本山岳会
・ 日本山岳協会
・ 日本山岳耐久レース
・ 日本山村硝子
・ 日本岡村


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

日本小説 : ウィキペディア日本語版
日本小説[にっぽんしょうせつ]

日本小説』(にっぽんしょうせつ)は、大地書房、日本小説社発行の月刊文芸雑誌。1947年創刊、1949年終刊。初めての中間小説雑誌と言われ、その後の中間小説ブームの引き金となった。
==創刊の経緯==
かつて新潮社で『日の出』の編集などをしていた和田芳恵は、1947年に大地書房から『徳田秋声全集』を出版するために編集担当者をしていたが、社長の秋田慶雄から新雑誌の創刊を頼まれる。『日の出』時代に「幅広い層に、いわゆる大衆小説でない、質の高い小説を」という構想を持っていた和田は、「(純文学大衆文学の)『日本小説』でこの垣根を取り払おうとした」という意欲で、1947年3月に『日本小説』を創刊させる(5月号)。誌名は和田と付き合いのあった水上勉のアイデアで、創刊号はA5版、108ページ、20円。和田の試みの一つとして、創刊号で大衆作家として著名だった川口松太郎を起用し、関伊之助の変名で短篇「裸婦」を掲載、これを丹羽文雄は「新人らしからぬ腕達者だ」、志賀直哉は「たいへんうまい作家である」と評する。川口は当初3作を予定していたが、挿絵の宮田重雄から正体が漏れてしまい、川口は1作を書いただけでそれ以降は書かなかった。
創刊号の掲載は他に、高見順「深淵」、丹羽文雄「人間模様」、林房雄「母の肖像画」、太宰治「女神」、連載として林芙美子の『放浪記』第三部「肺が歌ふ」があった。この創刊号は7万部刷って返品が1000部と、好調な売り上げとなる。また掲載作品には必ず挿絵を入れ、カラーページも作り、創刊号では藤田嗣治絵、鈴木信太郎解説による名作絵物語「シラノ・ド・ベルジュラック」を掲載した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「日本小説」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.