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志賀直哉 : ミニ英和和英辞書
志賀直哉[しが なおや]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [こころざし]
 【名詞】 1. will 2. intention 3. motive 
: [ひた, ちょく]
 【名詞】 1. earnestly 2. immediately 3. exactly
: [や]
 (n) question mark

志賀直哉 : ウィキペディア日本語版
志賀直哉[しが なおや]

志賀 直哉(しが なおや、1883年明治16年)2月20日 - 1971年昭和46年)10月21日)は、明治から昭和にかけて活躍した日本小説家白樺派を代表する小説家のひとりで、その後の多くの日本人作家に影響を与えた。代表作に『暗夜行路』『和解』『小僧の神様』『城の崎にて』など。
宮城県石巻市生まれ、東京府育ち。
== 経歴 ==

志賀直哉の祖父志賀直道は、旧相馬中村藩相馬家家令を勤め、古河財閥創始者古河市兵衛と共に足尾銅山の開発をし、相馬事件にも係わった。二宮尊徳の門人だった。父・直温総武鉄道帝国生命保険の取締役を経て、明治期の財界で重きをなした人物である。
志賀直哉は1883年(明治16年)、当時第一銀行石巻支店に勤務していた父・直温の任地である宮城県石巻市に生まれた。2歳の時に父とともに東京に移るが、祖母・留女(るめ)に育てられる。学習院初等科、中等科、高等科を経て、東京帝国大学文学部英文学科入学。1908年明治41年)ごろ、7年間師事した内村鑑三の下を去り、キリスト教から離れる。国文学科に転じた後に大学を中退した。学習院時代から豊富な資金力にものを言わせ、同じような境遇の友人だちと放蕩の限りを尽くしており、学習院中等科在学中には一級下の滋野清武(のち第一次世界大戦で日本人唯一のエースパイロットとなる)に、有島生馬や松方義輔(松方正義の九男)と共にリンチを加えたことがある。志賀は「人を殴つた話」と題する1956年の随筆の中で、清武を「兎に角、妙に人に好かれぬ男だつた」と評している(岩波書店『志賀直哉全集』第9巻、1999年、pp.351-354)。
1915年大正4年)柳宗悦の勧めで千葉県我孫子市手賀沼の畔に移り住む。この後1923年(大正12年)まで我孫子に住み、同時期に同地に移住した武者小路実篤バーナード・リーチと親交を結んだ。
著者唯一の長編小説である『暗夜行路』(1921年 - 1937年)は近代日本文学の代表作の一つに挙げられる〔小説家大岡昇平は「近代文学の最高峰である」と讃えている。〕。小林秀雄は、視覚的把握の正確さを評価している。
1949年昭和24年)、親交を深めていた谷崎潤一郎と共に文化勲章受章。後半生においても、学習院以来の友人である武者小路実篤細川護立柳宗悦里見 弴らの他、梅原龍三郎安倍能成和辻哲郎安井曽太郎谷川徹三など多くの知識・文化人と交流があり、動静は残された多くの日誌や書簡にみることができる。戦後間もなくの時期、公用語を「世界中で一番いい言語、一番美しい言語」「論理的な言語」であるフランス語にすべきとの主張をしたことがある〔しかし、志賀自身はフランス語はまったく解することが出来なかった。〕。戦後は渋谷常盤松に居を移した。晩年は執筆を減らしたが、文学全集類に監修で多く名を出している。1971年(昭和46年)に肺炎と老衰により没した。享年88。
没後、多くの原稿類は日本近代文学館に寄贈された。岩波書店から『志賀直哉全集』が数次出版されている。志賀に師事した作家として、瀧井孝作尾崎一雄廣津和郎網野菊藤枝静男島村利正直井潔阿川弘之小林多喜二らがいる。一時期居住していた千葉県我孫子市にある白樺文学館では、志賀の原稿、書簡、ゆかりの品を公開している。署名をする際、哉の文字の最後から2画目の「ノ」を省くのが普通だった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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