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山岸範宏 : ウィキペディア日本語版
山岸範宏[やまぎし のりひろ]

山岸 範宏(やまぎし のりひろ、1978年5月17日 - )は、埼玉県出身のプロサッカー選手。ポジションはゴールキーパー日本プロサッカーリーグモンテディオ山形所属。元日本代表。
== 来歴 ==
埼玉県立熊谷高等学校を経て1997年中京大学に入学。在学中の1999年にユニバーシアード日本代表に選出されてパルマ・デ・マヨルカで開催された同大会に出場した。
2001年に浦和レッズ入団。2年目の2002年3月16日日本平清水エスパルス戦で初出場を果たし、後に西部洋平からポジションを奪う。しかし、2003年G大阪から都築龍太が加入すると、瞬く間にポジションを奪われてしまった。これ以降、都築とは激しいポジション争いを繰り広げることになる。
2004年はファーストステージこそベンチを温めていたが、セカンドステージ途中から正GKの座を取り戻し、チームの初のステージ優勝に貢献した。しかし、ナビスコカップ決勝ではFC東京に、Jリーグチャンピオンシップでは横浜FMに双方ともPK戦の末に敗れた。
2005年はシーズン前のキャンプ時に行われた鳥栖との練習試合で相手選手と交錯し肩を脱臼。その影響で開幕に間に合わず、再び都築にポジションを奪われてしまい試合出場はリーグ戦1試合、ナビスコカップ1試合、天皇杯3試合(内1試合は途中出場)に留まった。
2006年は序盤こそ控えだったものの、都築が故障して離脱して以降は正GKに復帰。リーグ戦24試合に出場し、リーグ優勝に大きく貢献した。この年に当時代表監督を務めたオシムによって初めて日本代表に選出されている。
2007年は前年に引き続き正GKとして開幕戦に出場したが、その後都築にポジションを奪われ、2008年は遂に出場機会が訪れず移籍の噂もあった。2009年も序盤は前年までと同様にベンチを温める時期が続いていたが、地道にトレーニングを重ね、都築が代表招集にて不在となった際に出場したナビスコカップの試合で優れたパフォーマンスを披露し、さらに9月には都築が負傷で離脱した事もあり、Jリーグ第26節の川崎戦以降、すべての公式戦でフル出場を果たし、正GKの座を三度奪還した。
2010年は開幕戦から正GKとして出場。ヤマザキナビスコカップではチームの方針で加藤順大にポジションを譲ったが、リーグ戦では自身初となる全試合フルタイム出場を果たした。
都築が引退した2011年も開幕戦から正GKとして出場していたが自身の不調とチーム成績も低迷していたためにJリーグ第14節の大宮戦から加藤に正GKの座を奪われ、最終的にこの年は公式戦14試合の出場に留まった。ミハイロ・ペトロヴィッチが新監督に就任した2012年は、GKも組立への参加が要求されたためより一層加藤が重用されることになりルーキーイヤー以来11年ぶりにリーグ戦での出場なしに終わった。2013年も引き続き加藤の控えとして迎えたが、中盤戦以降失点が増えると終盤戦になって第26節の甲府戦で2年4ヶ月ぶりにリーグ戦出場を果たすとそれ以降はポジションを奪還した。
2014年西川周作の加入により出場機会を失い、カップ戦でのベンチ入り6試合に留まった。
6月16日モンテディオ山形への期限付き移籍が発表された(期間は2015年1月31日まで)。開幕からレギュラーを張っていた清水健太が負傷離脱していたこともあり移籍後はすぐに正GKの座を得ると、守備面のみならずキャプテンとしてもチームを引っ張り、クラブ史上初の天皇杯決勝進出・J1昇格プレーオフ出場権獲得に貢献した。そのプレーオフ準決勝の磐田戦では、後半アディショナルタイムコーナーキックから勝ち越し点となるヘディングシュートを決め、プロ初ゴールを挙げた。Jリーグ公式戦でのゴールキーパーの得点はこれが7例目となり、ヘディングによる得点はJリーグ史上初であった〔GKゴールは山岸弾でJ史上7例目 ヘディング弾は史上初! スポニチ、2014年11月30日〕〔 スポーツ報知、2014年12月1日〕〔【Jリーグ】GKのゴールは史上7人目。過去の6人は誰? スポルティーバ〕。決勝の千葉戦でも安定したセービングを見せて無失点に抑えた。チームは完封勝利し、プレーオフ優勝。J1昇格の立役者となった。
2015年、モンテディオ山形へ完全移籍。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「山岸範宏」の詳細全文を読む



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