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塩化ストロンチウム[えんかすとろんちうむ]
塩化ストロンチウム(えんかストロンチウム、Strontium chloride)は、ストロンチウムと塩素からなる塩である。組成式は SrCl2。イオン性で、水によく溶ける。エチレングリコールにも水と同じ程度溶け、エタノールにも可溶。その毒性は塩化カルシウムよりも高く、塩化バリウムよりも低い。 明るい赤色の炎色反応を示す。無水物は無色の立方晶系の結晶で、結晶構造は蛍石型、格子定数は0.69767nmである。ほか、一、二、六水和物が知られ、無水物を含めていずれも潮解性がある。六水和物は室温で安定な無色の斜方晶系の結晶である。六水和物を加熱してゆくと、61.4℃で水を放出して二水和物になり、さらに約100℃で一水和物、約150℃で無水物となる。 == 化学的性質 == 塩化ストロンチウムは典型的なイオン性の金属塩で、クロム酸ストロンチウム(ストロンチウムクロメート、黄色顔料)などの他のストロンチウム化合物の原料として用いられる。 SrCl2(aq) + Na2CrO4(aq) → SrCrO4(s) + 2 NaCl(aq) 塩化ストロンチウムは単塩で、水溶液はほぼ中性である。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「塩化ストロンチウム」の詳細全文を読む
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