| 翻訳と辞書 |
二酸化塩素[にさんかえんそ]
二酸化塩素(にさんかえんそ、chlorine dioxide)とは塩素の酸化物で、化学式 ClO2で表される無機化合物である。塩素の酸化数は+4。 == 性質 == 常温、常圧では塩素やオゾンのような刺激臭のある橙色から黄色で空気より重い気体であるが、濃度等により臭気・色調は異なる。光や熱に対しては不安定。液体は赤褐色で比重 1.64(0)、固体は橙黄色、溶解度 0.8g/100mL(20)〔ICSC 0127 〕。塩素原子上に不対電子をもつラジカルであり、反応性が高い。 塩素酸に、その他の酸を溶かして得られる。 二酸化塩素の構造に関する論文〔Shimakura H., Ogata N., Kawakita Y., Ohara K and Takeda S. Determination of the structure of liquid containing free radical molecules: Inter-molecular correlations in liquid chlorine dioxide. Molecular Physics vol.111, No.8, 1015-1022(2013)〕によると液体二酸化塩素の構造は右図の通り。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「二酸化塩素」の詳細全文を読む
スポンサード リンク
| 翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|