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中正式歩槍[ちゅうせいしきふやり]
中正式歩槍は中華民国が製造したボルトアクションライフルである。モーゼルライフルのコピーであり、Gew98短縮型のモーゼル・スタンダードモデル1924をモデルとしたものは中正式歩槍一式と呼ばれ、kar98kをモデルとしたものは中正式歩槍二式と呼ばれた。〔WW2 Chinese Army. Retrieved on November 23, 2008.〕〔Mauser cinese modello 1933 "standard modell". Retrieved on August 3, 2008. 〕
中正とは蒋介石の諱(本名)である中正(介石は字)に由来し、ここから転じて蒋介石歩槍(Chiang Kai-shek Rifle)、あるいは1935年(民国紀元24年)に製造が開始された事から二四式歩槍とも呼ばれる。 == 概要 == 中正式は国民革命軍により1935年8月ごろに設計され、1935年後半から製造が始まったとされるが、その段階では先に正式採用されていた旧式の漢陽88式小銃(Gew88のコピー品)の生産がより優先されていた。中正式が全軍に行き渡るのは日中戦争が始まってからになる。 HY1935刺刀(漢陽1935年式銃剣の意)と呼ばれる銃剣が装備可能で、これはGew98やKar98kの銃剣よりも長く、軍用装備として致命的に旧式化していた大刀に取って代わることとなる。しかし、民兵組織などいくつかの部隊では中正式のような近代兵器が長らく給与されず、それらの部隊は大刀など旧世代の兵器で日中戦争を戦い続けた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「中正式歩槍」の詳細全文を読む
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