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不動禅少林寺流拳法 : ウィキペディア日本語版
不動禅少林寺流拳法[ふどうぜんしょうりんじりゅうけんぽう]

不動禅少林寺流拳法(ふどうぜんしょうりんじりゅうけんぽう)は、日本の武道武術の一つ。正式には日本古伝正法不動禅少林寺流拳法と言う。
嵩山少林寺より達磨少林拳の流れを汲むと当流派は称している。現在の中国少林拳(少林拳系統の武術)とは異なり、また、宗道臣が創始した金剛禅少林寺拳法とは名称は似ているが、別系統の武術である〔不動禅少林寺流拳法は、空手道の小林流 (空手道)、少林寺流(仲里常延開祖)、少林寺流空手道錬心舘保勇開祖)とは関係が無い。金剛禅少林寺拳法も空手道とは別の武術であるとしている〕。
== 沿革 ==
始祖は福井県曹洞宗総本山永平寺の禅僧大智禅師としている。大智禅師は1312年中国へと渡り嵩山少林寺にて十数年修行を積んだ後帰国、九州の肥後国(現在の熊本県)において菊池氏の庇護の下、禅とともに少林武術を広めた。以降は達磨伝少林寺拳法として伝承されたとする〔以上のような少林武術の記録は当流派の伝承以外に存在していないようである。肥後では江戸期~明治にかけて肥後やわら所とまで呼ばれ多くの柔術流派が隆盛し、多くの武術関連の文献が残り、武道史の研究書籍等もいくつかあるが、当流派の記録は無い。
参考:肥後武道史 復刻版 昭和49年5月 熊本県体育協会 青潮社〕。ただし演武会等においては、拳法不動流、少林寺源不動拳法と称した時期もあり、名称は一定ではなかった。
その後1941年に、第31代西雲天光より第32代霊雲臥龍(種川臥龍)に引き継がれる際に名称を不動禅少林寺拳法と変更する。
この名称について、金剛禅少林寺拳法側から不正競争防止法に基づいた訴えを起こされ、1985年最高裁で金剛禅側の請求が棄却されるが、
双方和解のうえ名称に流を挟むようになった〔昭和48年(ワ)1491号(大阪地方裁判所)、昭和55年(ネ)516号(大阪高等裁判所)。共に訴訟類型は民事訴訟、権利種別は不正競争。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「不動禅少林寺流拳法」の詳細全文を読む



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