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ソーラー・プローブ・プラス : ウィキペディア日本語版
ソーラー・プローブ・プラス

ソーラー・プローブ・プラス(Solar Probe Plus)は太陽の外部コロナの観測を計画している宇宙探査機〔。太陽表面から8.5太陽半径(0.04光年、590万km)への到達が計画されている。この計画は2009年度財政予算案で始まった新しい計画として公表された。2008年5月1日、ジョンズ・ホプキンス大学応用物理研究所は2015年の打ち上げを目指して衛星の設計と製造をおこなうと公表。その後、打上げ目標は2018年に延期された。
== 軌道と計画 ==
ソーラープローブミッションと呼ばれていた初期の概念設計では木星を使った減速スイングバイが使われる計画だったが、よりシンプルな軌道変更方法を採用することになり、ソーラー・プローブ・プラスでは金星で複数回の減速スイングバイを行うことで、軌道の近点を減少させていき、ほぼ8.5太陽直径の軌道(600万km)で複数回の接近が行えるように設計された。
太陽にかなり接近して激しい環境に曝されるため、太陽光の入射強度は地球軌道のおおよそ520倍強く、苛酷な環境から生き残るために太陽から防護するための耐熱シールドが使われる。この炭素繊維強化炭素複合材料製の耐熱シールドは探査機の正面に設置され、1,232度Cの温度に耐えられる。探査機のシステムと観測機器には太陽光が直接入射しないように耐熱シールドの影になる箇所に設置される。電源には二組一対の太陽電池アレイが使われる。第1太陽電池アレイは太陽から0.25 AU以遠で使われ、太陽に近づいている間は耐熱シールドの後ろに格納される、近接時はより小さな第2アレイが電力を提供する。この第2アレイには運用温度を維持するためにポンプで冷却用の流体が流される〔G.A. Landis, P. C. Schmitz, J. Kinnison, M. Fraeman, L. Fourbert, S. Vernon and M. Wirzburger, "Solar Power System Design for the Solar Probe Mission ," AIAA Paper-2008-5712, International Energy Conversion Engineering Conference, Cleveland OH, 28-30 July 2008.〕。
探査機が太陽に最接近する際には速度は200km/sに達することになる、これは人類の作った最速の物体となり、このときの速さは現在記録を持っているヘリオス2号の約3倍早くなる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ソーラー・プローブ・プラス」の詳細全文を読む



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