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クリス・キャンディード : ウィキペディア日本語版
クリス・キャンディード

クリス・キャンディードChris Candido、本名:Christopher Raul Candito1972年3月21日 - 2005年4月28日)は、アメリカ合衆国プロレスラーニュージャージー州エジソン出身。
祖父は元WWWFの前座レスラー、チャック・リチャーズ。妻はマネージャーとして活躍したサニーことタミー・リン・シッチ。弟のジョニー・キャンディードもプロレスラー。
== 来歴 ==
ラリー・シャープ主宰のモンスター・ファクトリーでトレーニング後、1986年に14歳でデビュー。シャープの運営するインディー団体WWAでキャリアを積む。この当時、高校時代の同級生で後に妻になるタミー・リン・シッチと再会する。
1992年1月、ブロンド・ボンバー(''The Blonde Bomber'')のリングネームFMWに初来日。その後、クリス・キャンディード(''Chris Candido'')の名義でECWに登場。1993年4月にはジョニー・ホット・ボディとのコンビでECWタッグ王座を獲得、後にクリス・マイケルズを加えたユニットを結成し、防衛戦には3人のうちのどの組み合わせで出場しても認められるという通称「フリーバード・ルール」〔1980年代初頭にファビュラス・フリーバーズが確立した非公式ルール。〕を採用してタイトルを3者共有のものとした。
その後、タミーを連れてジム・コルネットの主宰するSMWに参戦。1994年9月には全日本プロレスに来日した。帰国後の11月9日、SMWにて行われた復活版のNWA世界ヘビー級王座次期王者決定トーナメントに出場し、アル・スノーダーティー・ホワイト・ボーイトレイシー・スマザーズらを退け王座獲得。1995年2月24日にダン・スバーンに敗れるまでタイトルを保持した〔。
1995年11月、サニーと改名したタミーと共にWWFへ進出。スキップ(''Skip'')のリングネームを名乗り、フィットネスインストラクターギミックとしたサニーとの男女デュオ、ザ・ボディードナーズ(''The Bodydonnas'')で活動。後にジップをタッグパートナーに迎え、1996年3月31日の『レッスルマニアXII』にてWWF世界タッグ王座を獲得した。しかし、当時クリックのリーダーとしてバックステージでの発言力を増大させていたショーン・マイケルズと諍いを起こし、マイケルズによってタイトルを取り上げられ〔会場内のビュッフェにおいて、マイケルズがサニーの食器に排泄物を入れたことが原因(ショーン・アセール、マイク・ムーニハム共著『WWEの独裁者-ビンス・マクマホンとアメリカン・プロレスの真実』P204-205 / 2004年、ベースボール・マガジン社 / ISBN 4583037880)。〕、5月19日のマディソン・スクエア・ガーデン大会にてヘンリーフィニアスのザ・ゴッドウィンズに王座を明け渡している。
1996年10月、当時WWFと提携していたECWに再登場し、ランス・ストームと抗争を展開。後にストームとコンビを組み、1997年12月6日、ダグ・ファーナス&フィル・ラフォンアクセル・ロッテン&ボールズ・マホーニーとの3ウェイ・ダンスを征し、世界タイトルとなったECWタッグ王座を再び獲得、1998年6月27日にサブゥー&ロブ・ヴァン・ダムに敗れるまで保持した〔。同年下期からは、シェーン・ダグラスバンバン・ビガロとのヒール・ユニット、トリプル・スレット(''Triple Threat'')の一員となって活動した。
2000年WCWに移籍し、3月にWCWクルーザー級王座を奪取。その間にXPWにも参戦、XPW世界ヘビー級王座を獲得した。2001年5月には新日本プロレスに来日し『ベスト・オブ・ザ・スーパージュニアVIII』に出場している。
WCW崩壊後はインディー団体を転戦し、2005年1月よりTNAに登場。しかし、4月24日のPPVロックダウン』に出場した際に足首を骨折。翌日に手術を行い、経過は良好のように見えたが、手術の結果できた血栓が原因で4月28日に死去〔。。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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