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Ib・Ic型超新星(Type Ib and Ic supernovae)は、超新星の分類である。これらの恒星は、水素の外層が脱落しており、Ia型超新星のスペクトルと比べると、ケイ素の吸収線が欠けている。Ib型超新星と比べると、Ic型超新星はヘリウムでできた外層まで欠けている。この2つの型は、まとめて''stripped core-collapse supernovae''とも呼ばれる。 ==スペクトル== 超新星が観測されると、スペクトル中の吸収線に基づいたミンコフスキー・ツビッキーの分類に従って分類される〔 〕。超新星は、まずI型とII型に分類される。II型超新星は水素の吸収線を持つのに対して、I型超新星はスペクトル中に水素の吸収線を欠いている。I型はさらにIa型、Ib型、Ic型に細分される〔 〕。 Ib・Ic型は、Ia型と比べ、635.5nmの波長の一価ケイ素イオンを欠いていることで区別される〔 〕。また、時間が経つと、Ib・Ic型のスペクトルは酸素、カルシウム、マグネシウムの吸収線も示すが、Ia型のスペクトルは、ほぼ鉄の吸収線で占められるようになる〔 〕。Ic型は、 587.6nmのヘリウムの吸収線も欠くことでIb型と区別される〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Ib・Ic型超新星」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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