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221系電車 : ウィキペディア日本語版
JR西日本221系電車[221けいでんしゃ]

221系電車(221けいでんしゃ)は、1989年に登場した直流近郊形電車〔である
西日本旅客鉄道(JR西日本)によって初めて新規に設計・製造された系列である〔データで見るJR西日本 - 西日本旅客鉄道 p.120〕〔。
== 概要 ==
国鉄分割民営化直後、ほかのJRグループ各社が新型特急電車を登場させる中、JR西日本が新生JRを象徴する車として、私鉄との競合が激しい東海道山陽本線琵琶湖線JR京都線JR神戸線)や関西本線大和路線)に投入した車両である〔。形式名として、後述するように2種類の走行機器を有していたことから、国鉄時代の続形式として「215・217系」とすることも検討されていたが、JR西日本として初めて投入する車両であることから、一の位を1として「221系」とされた〔『関西新快速物語』 寺本光照・福原俊一、JTBパブリッシング、2005年、p.162。ISBN 9784533083686。〕。
開発にあたっては、1988年に瀬戸大橋線用クロ212形の設計を担当した近畿車輛が、同車のエクステリアデザインを基本としつつ、同社の親会社である近畿日本鉄道(近鉄)向け5200系で採用した、3扉転換クロスシートや扉間の連窓構造などを盛り込んだ設計コンセプトを提案し、これを全面的に採用する形で実設計が行われた。製造は主に近畿車輛・川崎重工業日立製作所が担当したが、一部は自社の鷹取工場後藤工場で組み立てられた。窓が大きく明るい車内など快適な居住性と高速走行性能を実現し、大量増備と線区限定での集中投入が続けられ、新快速大和路快速の主力車両となった。
新快速の運用車両には153系が「ブルーライナー」、117系が「シティライナー」と愛称があり、本形式にも「アメニティライナー」の愛称が命名された〔『鉄道ジャーナル』通巻270号、p.23〕が、浸透しなかったこともあり、後継の223系には初代新快速用の113系と同様、特に車両愛称は与えられていない〔ただし、223系1000番台は登場時の会社発行資料に新型アメニティライナーと記載されていた。〕。登場当時は、製造時期がほぼ同じで設備も大差ない東海旅客鉄道(JR東海)の311系九州旅客鉄道(JR九州)の811系とよく比較されたが、最終的に居住性に勝ると評価された221系が1990年(第30回)の鉄道友の会ローレル賞を受賞している。
なお、本系列は営業最高速度が120km/hに設定されているが、初期製造グループの新造直後に一部装備を改造〔歯車比の変更(3.17)や台車へのヨーダンパ追加、ブレーキ系の改修などを実施。試験後は元どおりに復元された。〕〔『鉄道ジャーナル』通巻571号、p.53〕の上で湖西線において160km/hによる試験走行を行い、特急サンダーバード」用681系の開発に当たって貴重なデータを提供した。交通科学博物館(2014年4月6日閉館)では、運転シミュレータとして操作することができた。
後継車両である223系や225系の投入で「新快速」での運用を失うなど動きが見られ、2012年には大幅な改良工事を行った体質改善車も登場している。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「JR西日本221系電車」の詳細全文を読む



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