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2020年夏季オリンピックのエンブレム : ウィキペディア日本語版
2020年夏季オリンピックのエンブレム
2020年夏季オリンピックのエンブレムは、2020年夏季オリンピック東京大会)の、オリンピックエンブレムについての記事。
== 白紙撤回騒動まで ==

東京オリンピック開催5年前となる2015年7月24日の夜、東京都庁・都民広場にて、コンペで選ばれた佐野研二郎のデザインが発表・公開された。しかし、同9月1日に白紙撤回となった〔東京五輪エンブレム 使用中止の方針固める NHKニュース〕(佐野側からの「原作者としての立場で取り下げたい」との要請を受けたもの〔五輪エンブレム撤回 佐野氏から「原作者として取り下げたい」 - FNN、2015年9月1日〕)。
国内100・海外4の計104応募作品〔から選ばれた佐野エンブレムは、当初案が選定後に大会組織委などから「類似する商標を複数確認した」と指摘され、依頼を受けて佐野自身が2度修正したものだったという経緯もあった〔五輪エンブレムの失敗 浅葉氏が分析するつまずき - 日刊スポーツ、2015年12月21日〕(次点の原研哉五輪エンブレムコンペで次点のデザイン、原研哉さんがWebで公開 - ねとらぼ、2015年11月03日〕と葛西薫東京2020エンブレムを一般公募にしなかった理由 - AdverTimes(「ブレーン」10月号の一部抜粋)〕は繰り上げならず)。
これを受け、大会組織委や東京都などはホームページなどで、招致段階のエンブレム(桜のリースがモチーフ)で代用する措置をとった。既に契約を済ませた大会スポンサーは、CMなどでJOC(日本オリンピック委員会)の第2エンブレム(1993年制定)を表示する例もあった。また、佐野エンブレムの発表前には、「Tokyo 2020」というシンプルな文字だけのロゴも存在し〔ニュースリリース アサヒビール 2015年1月27日〕、10月現在でも使用が見られた〔プレスリリース 株式会社 明治 2015年10月16日〕。
9月16日、新エンブレムの委員会を設置するための準備会が、6人の有識者(宮田亮平杉山愛但木敬一夏野剛マリ・クリスティーヌ山本浩)により発足〔東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、2015年09月16日〕。28日には、東京2020エンブレム委員会の構成委員リストと、新エンブレム選考において踏まえるべきポイントについて正式発表された〔東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、2015年09月28日〕。
16日の準備会記者会見において、「前回エンブレムの選考騒動に関する検証を行わないのか」を複数の記者が質問したが、事務局担当者は検証するかしないかはエンブレム委員会の判断に任せるとし、準備会座長でありエンブレム委員会の委員でもある宮田亮平は「(当委員会は)検証が目的ではない」と答えた〔9月18日 宮田亮平(準備会 座長・東京藝術大学 学長) 東京2020エンブレム 選考に向けた準備会後の議事説明に関する記者会見・質疑応答(全文) 聞文続報、2015/09/19〕。これを受け、新国立競技場問題のように別の検証委員会を作って検証するつもりはないのかという質問がなされたが、事務局担当者は自分が答えられる範囲にないとして答弁を避けた〔。
28日の組織委員会の記者会見では、旧エンブレム策定にかかる反省点の報告として、コンセプトの議論不足、応募者の制限、審査員選任の閉鎖性、策定プロセスの不透明性、組織委員会の情報共有の不足などが挙げられ、内容的には前回の記者会見で述べられた反省点のほぼ繰り返しで具体的な検証報告はなされなかったが、業務・運営全体を管理・監督すべき立場の事務局の怠慢であるとして、武藤敏郎事務総長の報酬月額の20%×2か月分、2名の副事務総長の報酬月額の10%×1か月分の自主返納と、佐野エンブレム展開例で無断使用された写真を記者会見で公開した責任から電通の槙英俊担当局長を戒告処分したと発表した〔東京2020エンブレムの問題に関する報告 記者会見(第2部)・質疑応答(全文) 聞文続報、2015/09/30〕。
10月29日、外部有識者による調査チームの第1回会合が開かれた。弁護士で元東京地検検事の森本哲也と和田衛、公認会計士の鵜川正樹、新エンブレム選考委員でもある山本浩の計4人で構成。旧エンブレム選考の関係者への聴取を実施した〔五輪エンブレム問題の調査始まる 結果は年内公表 - 日刊スポーツ、2015年10月29日〕。12月18日発表の報告書によると、一次審査で、公募前に参加を要請していたデザイナーの計8作品のうち2作品の落選回避のため、不正行為(耳打ち・指さし)があったという(その結果2作品とも無事に一次通過)〔記録映像で耳打ち 旧エンブレム不正 公正さ欠如の隠れシード - 東京新聞〕。審査委員代表の永井一正は前述の計8作品を無条件で二次審査に進める意向だったという。なお、佐野エンブレムは、どの審査段階でも最多得票での通過だったため、報告書は問題なかったとしている〔旧エンブレム審査、投票に不正 五輪組織委が認定 佐野氏選考には問題なし - 日本経済新聞〕〔01|旧エンブレム選考過程に関する調査報告書(全文) - アイデア 世界のデザイン誌〕〔【五輪エンブレム見直し】選考過程調査報告詳報(上) 1次審査通すため審査員につぶやき 映像で確認「隠れシードだ」 - 産経〕〔【五輪エンブレム見直し】選考過程調査報告詳報(下) 「佐野作品は各審査委で一番多数の得票集めた」 - 産経〕。
12月21日には組織委の担当者が、旧エンブレムの国内応募者全100人宛に、誤って「BCC」でなく本人以外のアドレスが可視化された「TO」で、メール送信してしまった不祥事があった〔〔1/2枚目 〕〔2/2枚目 〕〔五輪組織委、旧エンブレム応募者100人のメアド流出 BCCを誤ってTOに - Tmedia ニュース〕。
「エンブレム」は、この年の新語・流行語大賞のトップ10に入った〔第32回〔2015(平成27)年〕 〕。
2016年1月19日、この旧エンブレムに関連した費用は、計1億900万円だったと発表された(全額を組織委が負担)〔旧エンブレムに1億900万円 東京五輪、組織委が負担 - 朝日新聞デジタル、2016年1月19日〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「2020年夏季オリンピックのエンブレム」の詳細全文を読む



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