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1956年のロードレース世界選手権 : ウィキペディア日本語版 | 1956年のロードレース世界選手権[1956ねんのろーどれーすせかいせんしゅけん]
1956年のロードレース世界選手権は、FIMロードレース世界選手権の第8回大会である。6月にマン島TTで開幕し、イタリア・モンツァで開催される最終戦まで全6戦で争われた。 == シーズン概要 == フランスとベルギーがカレンダーから外れたためにこの年の世界選手権は全6戦となったが、初めて全ての大会で全クラスのレースが開催されたシーズンでもあった。ドイツGPの開催地は未だ定まっておらず、前年のニュルブルクリンクから再びソリチュードに戻っている。 この年はイタリアン・メーカーのグランプリ支配が始まったシーズンだった。この年以降、1960年代に入って日本製のマシンが台頭してくるまで、全クラスをイタリア製マシンが制することになる。イタリアン・メーカーの中でも一歩抜きん出たのはMVアグスタで、開幕2戦のジレラの欠場にも助けられたとは言え、元々得意だった125・250ccクラスに加えて念願の500ccクラスタイトルを手に入れた。特に第3戦のベルギーでは全クラス優勝という偉業を成し遂げている〔『二輪グランプリ60年史』(p.38)〕。もうひとつのイタリアン・メーカーのモト・グッツィは、熟成された350cc単気筒マシンが今シーズンも健在で以来のタイトルを守り続けた一方、500ccクラスには革新的なV8エンジンのマシンを走らせたが、時折速さを見せるものの信頼性不足で完走もままならない状態が続いていた〔『THE GRAND PRIX MOTORCYCLE』(p.36)〕〔『二輪グランプリ60年史』(p.41)〕。イタリア勢以外では、ドイツのBMWが満を持してこの年から500ccクラスに燃料噴射装置付きのマシンでフル参戦を開始した〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「1956年のロードレース世界選手権」の詳細全文を読む
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