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足利氏姫 : ミニ英和和英辞書
足利氏姫[あしかが うじひめ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [あし]
 【名詞】 1. foot 2. pace 3. gait 4. leg 
: [り]
 【名詞】 1. advantage 2. benefit 3. profit 4. interest 
: [うじ]
 【名詞】 1. family name 2. lineage 3. birth 
: [ひめ]
 【名詞】 1. princess 2. young lady of noble birth 

足利氏姫 : ウィキペディア日本語版
足利氏姫[あしかが うじひめ]
足利 氏姫(あしかが うじひめ〔CD人物レファレンス事典日本編 〕/あしかがの うじひめ〔kotobank.jp CD人物レファレンス事典日本編 〕/、天正2年(1574年) - 元和6年5月6日1620年6月6日))は、安土桃山時代から江戸時代前期の人物。文献等では「氏姫」、「氏女」と表記されることが多い〔文献では「氏姫」の方が一般的。例えば、佐藤博信の『古河公方足利氏の研究』(175 - 191頁)では「氏姫」あるいは「古河氏姫」。『戦国人名辞典』の見出しは「氏姫」(165頁・足利を付さない)。黒田基樹の『古河公方と北条氏』(7, 33, 41頁)でも「氏姫」を使用。〕 〔『喜連川判鑑』、『足利家通系図』には「氏女」と表記されている。『古河市史通史編』(223 - 230頁)では「氏女」を用いる。〕。院号は徳源院。長く分裂して対立してきた古河公方家と小弓公方家を統合し、喜連川公方家への橋渡しをする役割を担った。
== 来歴 ==
天正2年(1574年)、第5代古河公方足利義氏北条氏康の娘(浄光院)との間に生まれる。
天正11年(1583年)に父が死去すると、弟の梅千代王丸は既に死去していたため、9歳にして古河公方家の家督を事実上相続した〔古河公方家と喜連川氏の歴代当主の事跡や花押を収録した『喜連川判鑑』には、夫の国朝と共に氏姫の花押は掲載されていない。彼女の家督相続は形式的なものだったのか正式なものだったのかについては論争もあるが、事実上の相続だったことは否めない。〕。
天正18年(1590年)、豊臣秀吉小田原征伐によって戦国大名としての後北条氏が滅亡すると、古河周辺で戦闘があった記録はないが、当時の古河公方は後北条氏の庇護下にある実質的な傀儡だったため、氏姫は古河城の立ち退き〔文献上は破却とあるが、実際は立ち退きと考えられる。〕を命じられた。古河公方の所領は鴻巣御所(古河公方館)周辺の300石余〔鴻巣・牧野地・原・伊賀袋や、渡良瀬川対岸の向古河など〕を残して召し上げられたため、氏姫は鴻巣御所に入った。翌天正19年(1591年)、秀吉の命により祖父の代より敵対していた小弓公方足利義明の孫・足利国朝と結婚した。これにより、義明が自立した永正年間以来80年ぶりに関東の足利両家は統一されることになった。秀吉はこの時国朝に喜連川領400(3500石相当)を与え、国朝はすぐに喜連川に入ったものの、氏姫は古河公方嫡流の意地を通して鴻巣御所に住み続けた。
文禄2年(1593年)に国朝が文禄の役に出陣する途中安芸国で病死したため、その弟である足利頼氏と再婚した。この頼氏との間に義親と一女が誕生している。その義親が生まれた直後に起こった関ヶ原の戦いに頼氏は参陣しなかったが、直後に家康のものに戦勝祝賀使を遣わしたことが評価され、翌年頼氏には1000石を加増の上喜連川4500石が安堵された。これにより喜連川藩が事実上立藩したが、その後も氏姫は相変わらず鴻巣御所に住み続けている。
元和6年(1620年)5月に46歳で死去。鴻巣御所近くの芳春院に葬られ、同寺は氏姫の院号に因んで徳源院と改められた。
氏姫の死後も義親は寛永6年(1629年)に死去するまで鴻巣御所に住み続け、さらに孫に当たる尊信も寛永7年(1630年)に祖父・頼氏の病死により喜連川藩を継承するまで鴻巣御所に住み続けていた。
尊信が喜連川に移った後、鴻巣御所周辺の領地300石余は幕府に収公されて公儀御料となった後、古河藩領となった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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