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森脇将光 : ミニ英和和英辞書
森脇将光[もりわき まさみつ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [もり]
 【名詞】 1. forest 
: [わき]
 【名詞】 1. side 
: [しょう]
 【名詞】 1. commander 2. general 3. leader 
: [ひかり]
 【名詞】 1. light 

森脇将光 : ウィキペディア日本語版
森脇将光[もりわき まさみつ]
森脇 将光(もりわき まさみつ、1900年1月17日 - 1991年6月2日)は、日本の実業家。
== 来歴・人物 ==
島根県簸川郡平田町(現・出雲市)出身。慶應義塾大学経済学部中退。終戦後の混乱期に東京・日本橋で金融業を始めた。1948年度の長者番付で所得9,000万円で1位となり、「金融王」と呼ばれ名を馳せた。戦後の混乱期に乗じて高利で莫大な利益を得た所得は、2位・4,530万円の倍であった。しかし、その翌年、巨額な国税滞納額が発覚して、話題を呼んだ。
森脇は、単に高利貸しとして暴利を貪るだけでなく、時には“損して得とれ”とばかりに債務者に恩を売ることも忘れなかった〔東急グループの総帥である五島昇は、日本経済新聞『私の履歴書』の中で、“(1951年頃、経営危機にあった)東映が借金していた高利貸しの一人に森脇将光氏がいた。高利貸しだから「血も涙もない」と思い込んでいたら、こちらが必要資金を用意できると彼は「元金だけ返してください。利子は棒引きしましょう」と言ってきた。「高利貸しは人の小銭を集めて運用するのが商売だから、元金だけ返さなければならない。利子は仲介のブローカーが夜逃げした格好でなしにしますから、夜逃げ代に百万円出してください」という。一風変わった高利貸しだなあ、面白い高利貸しもいるんだなあ、と私は感心した。その後、私は森脇氏とはつきあうことはなかったが、森脇氏のお陰で少しは助かったようで、父(五島慶太)はしばらくつきあいを続けていたようだった。”と回顧している(1989年3月9日付日本経済新聞)〕。また、金融業者として独自の調査能力を誇り、公表した「森脇メモ」は造船疑獄の火付け役となったほか、1958年千葉銀行レインボー事件〔ちなみにこのスキャンダルが元で、千葉銀行は長らく日銀出身者が頭取を勤めることになる。〕、第1次FX選定問題グラマン疑惑)でも、関係者の動きを記したとされる「森脇メモ」が登場した。
1965年吹原産業事件では当初、被害者として登場したものの、黒金泰美自民党代議士の念書(通称、「黒金保証書」)を偽造したとして逮捕され、さらには、森脇が経営する金融会社・森脇文庫の貸付利子などを申告しなかったとして、法人税法違反などの罪で東京地検に起訴された。当時としては最高額となる4億5,000万円の保釈金保釈されたものの、1審では「森脇主犯説」で懲役12年・罰金4億円の判決だったが、1976年の2審では「吹原主犯説」〔判決後、森脇は「東京地検特捜部がでっちあげた森脇主犯説は崩れ去った。私はこの11年間、陽炎のごとき起訴事実で苦しめられた。私は現代の巌窟王だ」と叫んだ。〕で懲役5年・所得税法違反の罰金としては、これも、当時としては最高額となる罰金3億5000万円の判決を受け、最高裁もこれを支持、1980年に収監された〔作家の松本清張は、「吹原産業事件で、森脇氏が念書を偽造したことについて私はいまだに釈然としない」と語り、森脇のスケープゴート説を唱えていた(1991年6月3日付朝日新聞)。〕。しかし、翌年10月には病気のため執行停止となって出所、1989年12月には、昭和天皇崩御に伴う特別恩赦で刑の執行免除となった。その後1991年6月2日に死去、91歳没の大往生であった〔ベッドの上で夕食中に食べ物を喉につまらせたため、家族が救急車を呼んで代々木病院に運んだ。しかし、そのときには意識はほとんどなく、病院についてまもなく息を引き取ったという。〕。
なお、経営評論家の三鬼陽之助は、森脇のことを「日本の企業経営があやふやだった時代の怪物です。問題のある財界人との付き合いが多く、情報も一方的で、あまり信憑性がなかった。問題が起きるとよくやって来たが、本当のことをなかなか言わない。とにかく正体のわからない人でした」と評している。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「森脇将光」の詳細全文を読む




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