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鳥類標識調査 : ミニ英和和英辞書
鳥類標識調査[ちょうるいひょうしきちょうさ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [とり]
 【名詞】 1. bird 2. fowl 3. poultry 
鳥類 : [ちょうるい]
 【名詞】 1. birds 
: [しるし]
 【名詞】 1. (1) mark 2. (2) symbol 3. (3) evidence
標識 : [ひょうしき]
 【名詞】 1. sign 2. mark 
調 : [ちょう]
 【名詞】 1. (1) pitch 2. tone 3. (2) time 4. tempo
調査 : [ちょうさ]
  1. (n,vs) investigation 2. examination 3. inquiry 4. enquiry 5. survey 

鳥類標識調査 : ウィキペディア日本語版
鳥類標識調査[ちょうるいひょうしきちょうさ]

鳥類標識調査(ちょうるいひょうしきちょうさ、またはBird banding)とは、鳥類研究の一環として地名や個体識別番号付きの金属またはプラスチック製の標識を鳥のまたはその他の部位に装着することで、後で同一個体を再発見可能にすることである。これにより渡り寿命死亡率個体数縄張り意識、摂食行動、その他多くの様相を研究することが可能となる〔Cottam, C. 1956. Uses of marking animals in ecological studies:marking birds for scientific purposes. Ecology, 37: 675-681.〕。
== 用語と技術 ==

鳥類標識調査員はイギリスやその他いくつかのヨーロッパの地域では「bird ringers」と呼ばれている。一方その他の英語圏の地域では彼らは「bird-banders」と呼ばれる。それぞれリング-環(ring)、バンド-帯(band)に由来する。日本では「バンダー」とも呼ばれる。また彼らの活動場所は「標識調査ステーション」または「鳥類観測ステーション」と呼ばれる。
鳥はそので、若しくはかすみ網やヘルゴラント・トラップ(漏斗状の巨大な。〔





ヘルゴラント島で用いられたことに由来する)などの罠で捕らえられた後に標識を付けられる。
標識は通常アルミニウムまたはその他の軽量な素材で出来ていて、複数のサイズの中から適切なサイズを選んで装着され、その表面には固有の番号・記号と連絡先が付記される(日本の場合は「''KANKYOSHO TOKYO JAPAN 8桁の記号''」となる)。鳥は体重と体長が計測され、同一個体のデータが既にないかどうかを調べられてから、再び放たれる。彼らが再び捕らえられるか、死骸となって発見されるとき、個々の鳥は先の調査から個体を特定することが出来る。
発見者はリングに付された連絡先に連絡を取り、固有の番号を伝え、その鳥の履歴を聞くことが出来る。ある国では鳥類標識の当局が電話、郵送、或いは公式ウェブサイトで調査報告を受け付けている。日本では財団法人山階鳥類研究所がその役目を担っており、毎年の報告書の作成やかすみ網の一括購入・貸し出し、講習会の開催、バンダーの養成といった活動も行っている。日本ではかすみ網の所持・使用は原則として法によって禁じられているが、鳥類標識調査を目的とする場合に限っては許可されている。なお、日本でバンダーにとして活動するには、充分な訓練の後、山階鳥類研究所の主催する講習会に参加し、資格の認定が必要となる。その後環境省に毎年鳥獣捕獲許可を出して、その認定証を携帯して標識調査活動を行う〔


一般には北アメリカでバンドまたはリングに鳥の他の識別情報と共に記録される固有の番号(連絡先はなし)がある。鳥が再捕獲されたら、他の識別できる特徴に加えて「再捕獲」(re-trap)として記録される。全ての標識番号と個々の鳥に関する情報は北アメリカの標識調査運営局を通じて共有されるデータベースに入力される。このように再捕獲された鳥に関する情報は、より素早く利用ができ、アクセスも容易である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「鳥類標識調査」の詳細全文を読む




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