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飛天御剣流 : ミニ英和和英辞書
飛天御剣流[ひてんみつるぎりゅう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ひ]
 (n) (abbr) rook (shogi)
: [てん]
 【名詞】 1. heaven 2. sky 
: [ご, お, おん, み]
  1. (pref) honourable 2. honorable 
: [つるぎ]
 【名詞】 1. sword 
: [りゅう]
  1. (n,n-suf) style of 2. method of 3. manner of 4. school (of thought) 

飛天御剣流 : ウィキペディア日本語版
飛天御剣流[ひてんみつるぎりゅう]

飛天御剣流(ひてんみつるぎりゅう)は、和月伸宏の漫画『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』およびそれを原作とする派生作品に登場する、架空の剣術の流派。
== 概要 ==
主人公・緋村剣心(緋村抜刀斎)とその師である十三代・比古清十郎が操る、戦国時代に端を発する古流剣術。作中に登場する使い手はこの二人のみだが、テレビアニメでは十二代・比古清十郎の弟子であった仁志田兵衛(十三代・比古の兄弟子)と、兵衛の甥で兵衛から飛天御剣流を習得した天草翔伍が使い手として登場する。
飛天御剣流は「剣の速さ」「身のこなしの速さ」「相手の動きの先を読む速さ」という三つの速さを最大限に生かし、最小の動きで複数の相手を一瞬で仕留めることを極意とする、一対多数の戦いを得意とする実戦本位の殺人剣である。「飛天」の名が示すとおり、その使い手は天空を飛翔するかのごとき跳躍力を持ち、相手のはるか上空から斬撃を放つこともしばしばあり、体さばきや斬撃の速さは「神速」とされる。その剣技は主にの動きを模しており、技名も「〇龍閃」「龍〇閃」といったものが多い。
「御剣の剣、即ち、時代時代の苦難から弱き人々を守ること」を流派の理(ことわり)としていて、継承者はその理に従って剣を振るっている。また、飛天御剣流の使い手は「陸の黒船おかのくろふね)」とたとえられる絶大な力を持ち、その力を利用されるのを防ぐためにいかなる派閥や組織に属さない「自由の剣」として、伝承者は隠居などで表舞台に出ないのが望ましいとされる。しかし幕末の動乱時、14歳だった剣心は使命感と血気にはやるあまり、この道理を理解できずに比古とけんか別れし、「人斬り抜刀斎」として当時の政治勢力の一つ長州派に加わった。結果的にこれが志々雄のクーデターの遠因となり、剣心自身もトラウマを抱えてしまった(比古談)。
飛天御剣流伝承者は代々、開祖「比古清十郎」の名を襲名し、それと共に伝承者の力を平時抑えるため、重さ十貫の肩当と筋肉を逆さに反るバネが仕込まれた白外套が受け継がれてきた。また、代々の飛天御剣流継承の際には、その最終奥義を弟子に会得させるために自らの命を犠牲にするという習わしが存在する。奥義を会得した弟子は「比古清十郎」の名を襲名し、同じく次なる弟子にその技と理を継承させていく。例外として、十三代・比古は奥義伝承の際、剣心の剣が逆刃刀であったことと、柄の目釘が抜けかかったために威力が弱まるという偶然的な要素で生存する(前述の兵衛も翔伍に奥義の伝授を行っているが、なぜ生存できたかは不明)。
剣心が十四代・比古清十郎を襲名することを辞退し、やがて飛天御剣流を使用できないほど体に損傷を蓄積していくが、作者がアフターストーリーとして構想していた中では剣心の息子である剣路は話に聞いただけで飛天御剣流の技を体得している。OVA『星霜編』で剣路は比古の元に押しかけるが、比古は「元より誰にも継がせる気はない。御剣流は俺で終わりだ」と飛天御剣流を継がせる気はなかった。
超人技の数々を放つ飛天御剣流は体への負担が大きく、十三代・比古のような恵まれた体躯を持つ者以外が使用し続けると、徐々に肉体に損傷が蓄積されやがて剣を振るうことができなくなっていく。特に奥義「天翔龍閃」の負担は大きく、死線をさまようほどの幾多の死闘において使い続けたことで剣心の肉体の損傷は加速度的に速まり、30代前半の若さでほとんどの飛天御剣流の技を使うことが不可能となる(剣を振るうこと自体はできる)。
なお、和月の本作以前の読み切り作品『るろうに -明治剣客浪漫譚-』や『戦国の三日月』にも「飛天三剣流」の名称で登場している。この名称は「一振りで三人を倒す」ことに由来している。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「飛天御剣流」の詳細全文を読む




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