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雲隠 : ミニ英和和英辞書
雲隠[くもがくれ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [くも]
 cloud

雲隠 : ウィキペディア日本語版
雲隠[くもがくれ]

雲隠」(くもがくれ)は、
*『源氏物語』五十四帖の巻名のひとつであり、匂宮の間にあるとされるが巻名だけが伝えられ、本文は伝存しない。以下で詳述。
*『源氏物語』の補作である雲隠六帖の第一帖の巻の名前。なお、雲隠六帖の中の「雲隠」を上記の「雲隠」と明確に区別するときには「六帖系雲隠」と呼ばれることがある〔稲賀敬二「幻(雲隠六帖)」山岸徳平・岡一男編『源氏物語講座 第4巻 各巻と人物 2』有精堂、1977年。のち「幻巻と「雲隠六帖」 六帖系「雲隠」諸巻の提示する問題点」として『源氏物語研究叢書 4 源氏物語注釈史と享受史の世界』、新典社、2002年8月、pp.291-292。ISBN 4-7879-4928-4〕。
== 概要 ==
もともと巻名だけで本文は書かれなかったとする説と、本文はあったが紛失したとする説がある。
本巻の前巻である「」から次巻である「匂宮」までは8年間の時間が経過しており、この間に光源氏出家して嵯峨に隠棲し、2、3年後に死去したことが「宿木」に記されている。またこの間に頭中将太政大臣まで出世した後引退し、致仕の大臣と呼ばれた)や髭黒(同じく太政大臣まで出世)も死去しており、源氏物語の作品世界では大きく世代交代が行われている。
『源氏物語』の54帖を数えるときにこの「雲隠」を含める数え方と含めない数え方とがある。「雲隠」を含めないときには中身の多い「若菜」を上下に分けて2帖に数え、いずれの場合にも『源氏物語』は全54帖になるようになっている。「雲隠」を含める数え方は中世以前に多く、含めない数え方は近世以後に多い。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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