翻訳と辞書
Words near each other
・ 釜飯
・ 釜馬民主抗争
・ 釜馬民衆抗争
・ 釜駅
・ 釜鳴り
・ 釜鳴神事
・ 針
・ 針 (生物)
・ 針すなお
・ 針で刺す
針の上で天使は何人踊れるか
・ 針の孔
・ 針の眼
・ 針の穴
・ 針を含んだ言葉
・ 針インターチェンジ
・ 針インターバスストップ
・ 針ケ谷小学校
・ 針テラス
・ 針ニッケル鉱


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

針の上で天使は何人踊れるか : ミニ英和和英辞書
針の上で天使は何人踊れるか[はりのじょうでてんしはなんにんおどれるか]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [はり]
 【名詞】 1. needle 2. fish hook 3. pointer 4. hand (e.g., clock) 
: [じょう]
 (n,pref,suf) 1. first volume 2. superior quality 3. governmental 4. imperial 5. top 6. best 7. high class 8. going up 9. presenting 10. showing 1 1. aboard a ship or vehicle 12. from the standpoint of 13. as a matter of (fact) 13. superior
: [てん]
 【名詞】 1. heaven 2. sky 
天使 : [てんし]
 【名詞】 1. angel 
: [なん]
  1. (int,n) what 
何人 : [なんぴと]
 【名詞】 1. everyone 2. every person 3. all 4. anyone
: [ひと]
 【名詞】 1. man 2. person 3. human being 4. mankind 5. people 6. character 7. personality 8. true man 9. man of talent 10. adult 1 1. other people 12. messenger 13. visitor 1

針の上で天使は何人踊れるか : ウィキペディア日本語版
針の上で天使は何人踊れるか[はりのじょうでてんしはなんにんおどれるか]
「針の上で天使は何人踊れるか」(「はりのうえでてんしはなんにんおどれるか」)というのは、中世の天使論、特にスコラ学全般およびヨハネス・ドゥンス・スコトゥストマス・アクィナスのような特定の神学者の天使論において、ありがちな間違いとしてよく使われた問題である〔「聖トマスは、「針の先で天使が何人踊れるか?」という問題を論じてはいない。聖トマスは、天使が生身の肉体を持つと考えてはならないこと、そして、天使にとって、その活動範囲が針の先であろうが一大陸であろうが大差ないことを(「神学大全(Q. lii, a.2)」)、私達に思い出させてくれただけである。D.J.ケネディによる上記リンクを参照のこと。〕。
== 概要 ==
この問題は、「ピンの先に天使が何人座れるか」というように表現されることもある。
また、この問題が、ヨーロッパの中世の実際の文書や議論に歴史的な根拠を持つ話なのかどうかには、議論の余地がある。この話は、スコラ学がまだ大学教育で重要な役割を演じていた頃に、スコラ学に疑問を持たせるために使われた〔より正確には、17世紀に使われ、ケンブリッジ・プラトン学派のカドワース、ヘンリー・モアゴットフリート・ライプニッツなどに論じられた。〕作り話だという説もある。ジェームズ・フランクリンは、この問題を学問的に取り上げ、17世紀のウィリアム・チリングワースが「プロテスタントの宗教(Religion of Protestants)」の中で、「100万人の天使が針の先に収まるかどうか」を論ずる無名のスコラ学者を非難していることに言及している〔Franklin 1993 p. 127.〕。これは、1678年にラルフ・カドワースが「宇宙の真の知的体系」の中で言及するより前である。「アリストテレス「自然学」 とその中世の異本(Aristotle's Physics and its Medieval Varieties)」(1992)の作者であるH.S.ラングは、「針もしくはピンの上で天使は何人踊れるかという問題の多くは、「中世後期」の著者が残したものであり、この問題が実際にこの表現のままで発見されたことはない」(284ページ)と言っている。この表現の現代英語版(ピンでなく針が使われる)は、アイザック・ディズレーリにまで遡ることができる。
また、この話は、風刺や自虐ネタが現代まで残ったものだという説や、ディベート訓練用のテーマだったという説もある。ただし、ジョージ・マクドナルド・ロスは、14世紀の神秘主義の文献にかなりよく似た表現があることを指摘している〔G. MacDonald Ross (「天使(Angels)」 ): Philosophy, vol. 60, 1985, pp. 499--515 所収。〕 。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「針の上で天使は何人踊れるか」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.