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釜山鎮の戦い : ミニ英和和英辞書
釜山鎮の戦い[ふざんちん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [かま]
 【名詞】 1. iron pot 2. kettle 
: [やま]
 【名詞】 1. (1) mountain 2. (2) pile 3. heap 4. (3) climax 5. critical point 
: [いくさ]
 【名詞】 1. war 2. battle 3. campaign 4. fight 
戦い : [たたかい]
 【名詞】 1. battle 2. fight 3. struggle 4. conflict 

釜山鎮の戦い : ウィキペディア日本語版
釜山鎮の戦い[ふざんちん]

釜山鎮の戦い(ふざんちんのたたかい、プサンちんのたたかい)は、文禄元年4月13日1592年)、釜山における日本軍と朝鮮軍との戦闘である。
この戦いはほぼ同時に行われた多大鎮の戦いとともに、文禄・慶長の役における最初の戦闘であった。
== 概要 ==
朝鮮における橋頭堡を確保するとともに、釜山沿岸の制海権を得るため、対馬の領主で朝鮮の事情に詳しかった宗義智の知識に基づいて戦略が練られた。それは軍を分けて、釜山の本城及び、多大鎮及び西平浦の港にある砦に同時に攻撃をかけるというものであった。
4月12日(西暦1592年5月23日)、渡海した日本軍は攻撃前に城内に書状を送り仮途入明を要求したが、辺将である鄭撥が黙殺したため、翌13日朝6時、宗義智は釜山の城壁に攻め寄せた。他方、分かれた小西行長は、この時、多大鎮の砦の襲撃を率いていた。
鄭撥は味方の軍船を沈め、兵民とともに城に籠った。
日本軍は火縄銃〔朝鮮側は前年の日朝交渉中に宗義智から火縄銃の献上を受けていたが、金時敏が朝鮮の兵器廠で火縄銃(鳥銃と朝鮮では呼んだ)の模造品を作らせるまでは、小銃を使っていなかった。中国にはすでに火縄銃があり、種子島に初めて伝わったものも中国製ポルトガル式狩猟銃であった。しかし朝鮮軍には独特の火砲はあったが、(朝鮮の民族的武器である)弓を尊ぶあまり、小火器は軽視していた。〕の援護を受けながら、城壁に梯子を掛けて攻め込み、いくさ経験豊富な日本兵は朝鮮側の防衛を圧倒した。宗義智による攻撃を受けた後、朝鮮軍は二次防衛線まで後退。朝鮮側の鄭撥は、弓手を再編成して反撃したが、この時はすでに朝鮮側は三次防衛線まで後退していた。数時間の戦闘の後、朝鮮軍は矢を使い果たし、日本軍も損害を受けたため部隊を再編成した後、攻撃を再開した。鄭撥が被弾して戦死し、朝鮮兵の間で戦意が失われていき、13日午前8時頃には城内に攻め入られ、釜山における朝鮮側の将兵は多くが打ち取られた。
朝鮮側の軍民はほとんど全て撫で斬りにあったと思われ、この戦いに参加していた松浦鎮信の家臣吉野甚五左衛門の従軍記『吉野日記』には、攻略後は戸板の下に隠れていた兵士も探し出して、ひれ伏した兵士も踏み殺し、「女男も犬猫もみなきりすて、きりくびは3萬ほど」であったと生々しく書かれており、今思えば武士とは「鬼おそろしや」と感想を残している。
釜山とは山を隔てて反対側に位置する左水營を拠点とする水軍の将である慶尚左水使朴泓は、山頂から釜山城が攻撃されているのを見て驚愕し、救援には向かわず任地も軍船も放棄して、そのまま逃亡した。隣の管区の水軍の将で、巨済島の右水營から急行してきた慶尚右水使元均は、当地はパニック状態で兵士が集まらず戦うことは不可能と考え、慶尚道に属した2つ水軍の100隻あまりの軍艦と火砲を海に沈め、自らは側近と数隻の船に乗って、昆陽まで退却した。
こうして日本軍は釜山を占領した。釜山はもともと倭戸が多い町で日系住民が多く住んでいた。この時から戦争が終結するまで、釜山は日本の輸送基地となり、対馬から兵員や食料を輸送し続けた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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