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金匱要略 : ミニ英和和英辞書
金匱要略[きんきようりゃく]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [きん]
  1. (n,n-suf) (1) gold 2. (2) gold general (shogi) (abbr) 
: [ひつ]
 【名詞】 1. chest 2. coffer 3. rice tub
: [かなめ]
 【名詞】 1. pivot 2. vital point 
要略 : [ようりゃく]
  1. (n,vs) epitome 2. summary 3. outline
: [りゃく]
  1. (n,n-suf,vs) abbreviation 2. omission 

金匱要略 : ウィキペディア日本語版
金匱要略[きんきようりゃく]



金匱要略』(きんきようりゃく)は、中国の古典医学書。『傷寒論』とともに東洋医学の薬物療法の古典として最も重要視されている〔『漢方診療医典』p.592.〕。『傷寒論』は傷寒という急性熱性病の病状の変化とこれに対応する治療の法則を述べたのに対し、『金匱要略』は病類別に種々の病を取り上げ、その病理と治療方法とを述べた〔『漢方診療医典』p.592.〕。
== 成立の経緯 ==

『金匱要略』は『金匱玉函要略方論』(きんきぎょくかんようりゃくほうろん)とも言い〔『漢方診療医典』p.592.〕、元来は後漢張仲景が書いた『傷寒雑病論』の一部(『雑病』部)である(同書の詳細については「傷寒論」を参照)。
傷寒雑病論』は、長年の戦乱と同書を門外不出の秘伝扱いにした一部医師の所業により、散逸して久しかった。そこで当時現存していた『傷寒』部のみが『傷寒論』として流布され、その他の病気を扱った『雑病』部は行方不明になった。ただ、孫思邈の『千金要方』などの引用部分から大体の構成を推測可能であった。
ところが、北宋仁宗の時代に王洙が宮中で「金匱玉函要略方」という書籍を発見した。調査の結果、これが『傷寒雑病論』のダイジェスト版で、その後半部分が同書の「雑病」部であることが判明した。そこで、『傷寒論』の校訂を務めた林億に『雑病』部の校訂が命じられた。林億はこれを『傷寒論』と重複しない‘雑病・方剤・婦人病’の部分だけを取り出して校訂し、欠けている部分を他の医書の引用部などを参考に補足し、分かりやすいように項目の配列の入れ替えを行った。これが『金匱要略方論)』である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「金匱要略」の詳細全文を読む




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