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量子状態 : ミニ英和和英辞書
量子状態[りょうしじょうたい]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [りょう]
 1. amount 2. volume 3. portion (of food) 4. basal metabolic rate, quantity
量子 : [りょうし]
 (n) quantum
: [こ, ね]
 (n) first sign of Chinese zodiac (The Rat, 11p.m.-1a.m., north, November)
: [じょう]
  1. (n,n-suf) shape 
状態 : [じょうたい]
 【名詞】 1. current status 2. condition 3. situation 4. circumstances 5. state 
: [たい, ざま]
 【名詞】 1. plight 2. state 3. appearance 

量子状態 : ウィキペディア日本語版
量子状態[りょうしじょうたい]

量子状態(りょうしじょうたい、)とは、量子論で記述される(量子系)がとる状態のことである。
これは系の物理量可観測量オブザーバブル)を測定したとき、その測定値のバラつき具合を表す確率分布によって定義される。
以下に述べるように、量子状態には、純粋状態混合状態とがある。
==定義==
量子論では、全く同じように系を準備して、その系について全く同じように物理量(オブザーバブル)を測定しても、測定をするたびに、異なった測定値が得られうる。このことは、「(原理的には)物理量が定まっている」とする古典論とは明らかに異なり、よって古典論のように、物理量の一つの測定値から状態を定義(規定)するということができない。
物理量A \ の測定を行うことを考える。測定したいある系に対して、それとそっくりな(巨視的に見て区別のつかない)系を数多く用意するなどして、充分多くの回数だけ測定を行うと、ある測定値a_0 \ が出現する確率がある一定値に収束することが知られている。それをすべての測定値a_0, a_1,... \ について調べることで、どのように測定値がバラつくかを表す確率分布P ( a ) \ が得られる。
このことからも分かる通り、実は量子論において定まっているのは、測定によって得られる物理量ではなく、この「物理量がどのようにバラつくかを表す確率分布」なのである。
よって量子論では、量子状態の定義もこの「測定値の確率分布」を使う。量子論における状態とは「各物理量A,B,...について、それを測定した時に得る測定値の確率分布P(a),P(b),...を与えるもの」を指す。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「量子状態」の詳細全文を読む




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