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重症熱性血小板減少症候群(じゅうしょうねっせいけっしょうばんげんしょうしょうこうぐん)は、重症熱性血小板減少症候群ウイルスによる感染症である。通称SFTS (severe fever with thrombocytopenia syndrome) 〔感染症法に基づく医師の届出のお願い 厚生労働省 2013年5月7日閲覧〕。日本では2013年になってから感染の報告が相次いで発表されたため、同年3月4日に「重症熱性血小板減少症候群(病原体がフレボウイルス属SFTSウイルスであるものに限る)」を感染症法に基づく四類感染症に指定して届出の対象としている〔。治療は対症療法のみで、有効な薬剤やワクチンはない。 == 病原体 == 主として重症熱性血小板減少症候群ウイルス (以後、SFTSV) を保有するマダニがヒトを刺咬することによって感染する〔〔「サイエンス」誌2010年10月1日号には、最初アナプラズマ症と診断されたが、テキサス大学のチームがブニヤウイルスとし、その成果を中国チームが利用したいきさつが掲載されている。米中2つのチームが別々に「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」(NEJM) と「ランセット」に報告した。米国チームはDabie mountain virus、中国チームはsevere febrile and thrombocytopenic syndrome (SFTS) virusと名づけた。米国チームは抗生物質が全く効かないなどの理由からアナプラズマ症の可能性を完全否定している〕〔2006年の安徽省での9例の中国による調査報告(中国初のHGA感染例とした)ではダニの咬んだ跡はないと明記されており、また患者相互に密接な接触があったとしている。〕。潜伏期間は6-14日とみられている〔。はじめての症例が報告された中国では、フタトゲチマダニ (''Haemaphysalis longicornis'')、オウシマダニ (''Rhipicephalus microplus'') からウィルスが分離されており、人間だけでなくダニに咬まれることの多い哺乳動物の感染が確認されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「重症熱性血小板減少症候群」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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