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郷歌 : ウィキペディア日本語版
郷歌[きょうか]

郷歌(きょうか、ヒャンガ)は、新羅時代の朝鮮語の歌謡。25首が現存し、新羅の言語を知るための重要な資料である。
古い文献には詞脳〔『均如伝』に引く普賢十種歌の序〕〔『三国遺事』巻一、弩礼王〕、詩悩〔『三国史記』雑志第一・楽〕、思内〔などとも書かれている。
== 概要 ==
三国史記』・『三国遺事』によれば、新羅の儒理尼師今の5年(西暦23年)に「兜率歌」という歌を作ったのが朝鮮語による歌のはじめであるというが、これはもちろん伝説にすぎず、兜率歌も伝わっていない。『三国史記』はまた、真聖女王の2年(888年)に『三代目』という郷歌の歌集が作られたと記しているが、この書は後世には伝わらなかった。
現存する郷歌はいずれも高麗時代に記されたもので、11世紀の『均如伝』に引用されている11首(漢詩による翻訳つき)と、13世紀の『三国遺事』に引用されている14首の、合計25首である。いずれも郷札と呼ばれる、万葉仮名風の複雑な漢字表記で記されている。
なお、高麗睿宗の作と伝える「悼二将歌」(16世紀の『平山申氏高麗大師壮節公遺事』が引用)を郷歌に含めることもある〔金東昭 (2003) p.38〕。『花郎世記』にも郷歌一首を収めているが、この書物自身が後世の偽作とされる〔金東昭 (2003) p.100 注22〕。
現存する郷歌から判断すると、郷歌は4句、または4句を2つ重ねた8句、または8句のうしろに後句2句を加えた10句からなる〔小倉 (1931) p.264〕。後句の前には「阿邪・阿邪也・歎曰・落句・後句」などと記された語が置かれる。『均如伝』所収の歌はすべて10句からなる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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