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追説追泯 : ミニ英和和英辞書
追説追泯[ついせつついみん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [せつ]
  1. (n,n-suf) theory 

追説追泯 : ウィキペディア日本語版
追説追泯[ついせつついみん]
追説追泯(ついせつついみん)とは、仏教において、天台宗日蓮宗などの法華一乗の立場から、『涅槃経』を指した語をいう。意味は、一度終った説法をさらに立ち戻って説いて、またさらに融泯(ゆうみん)すること。天台大師智顗が判じた。
「追説」とは、『法華経』の会座にいなかった(漏れて覚れなかった)人たちのために、華厳・阿含・方等・般若の小大乗の方便の教えを、『法華経』の意義を含みつつも、さらにもう一度方便の教えを説くことをいう。「追泯」とは、『涅槃経』は『法華経』を説いた後なので、ただ方便教を説いただけではなく、『法華経』の意義をもって真実の仏性常住を説いた。これは追って説いたものを、また追ってその大小乗の教えや方便と真実という差別を泯(ほろぼ)すことをいう。
== 法華一乗の涅槃経解釈 ==
天台宗における教学では、釈迦一代の教説(経典)を、「蔵・通・別・円」と「化法の四教」に分ける。蔵・通・別の前三教は、すでに『法華経』までの経典で説いた、そして『法華経』で円教を開会(かいえ)し説き終ったとする。しかし、なお機根の熟していない(あるいは低い)衆生の為に、さらにこれらの四教を『涅槃経』で説いたとする。したがって『涅槃経』は『法華経』で既に述べた教説を機根の低い衆生に重ねて説いただけにすぎない、とされる。
また、『法華文句』には、
と、『涅槃経』にある「秋収冬蔵」の経文を引き合いに出し、『涅槃経』の円常(円満なる常住の教説)を『法華経』に摂した。
涅槃宗は当初これらの智顗説に反論を呈したが、智顗の聡明なる智慧と実践力のもとに涅槃宗は次第に反論する機会を失い、天台宗に併合されることになったといわれる。
これは、日蓮も『報恩抄』において、次のように述べている。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「追説追泯」の詳細全文を読む




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