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角福戦争(かくふくせんそう・かっぷくせんそう)とは、田中角栄と福田赳夫による日本政治史上の激しい政争・権力闘争を戦争に例えて呼んだもの。 == 概要 == 1970年頃から、竹下登が総理大臣に就任する1987年まで続いた。 「(旧制尋常)小学校卒」をアピールして党人色が強かった田中と、一高-東大-大蔵省とエリート街道を歩んで官僚色が強かった福田は、お互いの(及びそれぞれの支持層の)出身階層の違いによるある意味で擬似階級闘争の様相を呈していたことの表れとも表現できる。 なお田中と福田は大物政治家になる前にそれぞれ炭鉱国管疑獄や昭和電工事件といった疑獄事件で逮捕、訴追された過去があるという共通点が存在する(これらの事件では田中と福田の両者とも無罪が確定している)。 過去戦後政治史において吉田茂と鳩山一郎、池田勇人と佐藤栄作の政争はあったが、「戦争」とまで形容されることはなかった。 また、財政では田中が日本列島改造論を掲げ、積極財政による高度経済成長路線の拡大を訴えたのに対し、福田は均衡財政志向の安定経済成長論を唱えている〔ただし福田は蔵相として証券不況の1965年7月27日、戦後初の長期国債発行による景気対策を打ち出している。 草野厚 『山一証券破綻と危機管理』 朝日新聞社 1998年P 183〕。外交(中国問題)では田中は親中派として中華人民共和国との日中国交回復を急いだのに対し、親台湾派の福田は台湾との関係を重視した慎重路線を打ち出すなど正反対のスタンスであった。自民党内でも反田中・反福田の議員が各々存在した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「角福戦争」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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