翻訳と辞書
Words near each other
・ 観察経
・ 観察者
・ 観察者バイアス
・ 観察者内変動
・ 観察者効果
・ 観察者誤差
・ 観察者間変動
・ 観山正見
・ 観山湖
・ 観山湖区
観峯女
・ 観峰館
・ 観弥勒菩薩上生兜率天経
・ 観心寺
・ 観心寺 (相模原市)
・ 観心本尊抄
・ 観心院
・ 観応
・ 観応の擾乱
・ 観念


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

観峯女 : ミニ英和和英辞書
観峯女[かん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [かん]
  1. (n,n-suf) look 2. appearance 3. spectacle 
: [みね]
 【名詞】 1. peak 2. ridge
: [じょ]
 【名詞】 1. woman 2. girl 3. daughter

観峯女 : ウィキペディア日本語版
観峯女[かん]

観峯 女(かんぽう の むすめ、生没年不詳))は、平安時代の女性。本名不明。
== 概要 ==
威儀師観峯の娘(あるいは縁者)として生まれる。右京進藤原致行の妾となったが、彼は若くして亡くなってしまい、未亡人となる〔『御堂関白記』長和5年5月25日条,26日条〕。
長和5年(1026年)5月25日に大学助大江至孝が観峯女を強姦しようとして、女の家に押し入るが〔『小右記』長和5年5月25日条〕、この家の雑人たちに制止されて取っ組み合いとなり、逆に身柄を拘束されてしまう〔『左経記』長和5年5月25日条〕。そこで至孝は右近衛中将藤原能信に加勢を求めると、これに応じて能信は雑人を派遣する〔。雑人が女の家に到着すると既に観峯らは遁走しており〔至孝を解放するが〔、この間に弟子の法師が舞い戻って、能信の雑人の一人を刺殺する〔。これを受けて能信の家人多数が女の家に殺到して略奪を行い、女は家から引きずり出されて能信の家に拉致されかけるが、結局途中で解放された〔。
その後、検非違使が女の家に派遣されて、殺人を犯した法師を追捕するが、女の家は一つ残さず略奪され尽くしていたという〔。また、女は検非違使に身柄を拘束されるものの、翌26日に観峯が摂政藤原道長に対して訴え出たことにより解放され、観峯の家に戻された〔『御堂関白記』長和5年5月26日条〕。
27日になって、道長は至孝および事件に関わった能信の下人3名に対する追捕を検非違使に命じる〔『御堂関白記』長和5年5月27日条〕。28日に右衛門尉・林重親の報告により、至孝が内大臣藤原公季の邸宅に匿われているらしいことがわかるが、検非違使別当は公季の子である藤原実成であったこともあり、捜索はうやむやにされてしまったらしく〔『御堂関白記』長和5年5月28日条、『左経記』長和5年5月28日条〕、その後至孝が追捕されたかどうかは明らかでない。
なお、同年7月17日に実成は検非違使別当を辞任し、替わりに道長の子である藤原頼宗が任ぜられている〔『公卿補任』〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「観峯女」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.