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西武モニ1形電車 : ミニ英和和英辞書
西武モニ1形電車[せいぶもに1がたでんしゃ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

西 : [にし]
 【名詞】 1. west 
西武 : [せいぶ]
 【名詞】 1. (1) Seibu (conglomerate: stores, railway, etc.) 2. (2) Western military 
: [けい, かたち, ぎょう]
  1. (suf) shape 2. form 3. type
電車 : [でんしゃ]
 【名詞】 1. electric train 
: [くるま]
 【名詞】 1. car 2. vehicle 3. wheel 

西武モニ1形電車 : ウィキペディア日本語版
西武モニ1形電車[せいぶもに1がたでんしゃ]

西武モニ1形電車(せいぶモニ1がたでんしゃ)は、かつて西武鉄道に在籍した電車荷物電車)。日本国有鉄道(国鉄)より払い下げられた荷物電車を前身とするモニ1・2(いずれも初代)〔今城光英・酒井英夫・加藤新一 「私鉄車両めぐり(80) 西武鉄道 3」 (1970) pp.84 - 85〕を除いて、いずれも西武鉄道に在籍する旅客用車両各形式を改造して竣功した車両群である〔今城光英・酒井英夫・加藤新一 「私鉄車両めぐり(80) 西武鉄道 3」 (1970) p.86〕。
なお、早期に廃車となったモニ1・2(初代)を除く全車は、1964年(昭和39年)1月31日付〔今城光英・酒井英夫・加藤新一 「私鉄車両めぐり(80) 西武鉄道 3」 (1970) p.77〕で実施された車両記号改正において荷物輸送用制御電動車を示す記号が「モニ」から「クモニ」に変更されたことに伴い、以降クモニ1形電車と呼称された〔。以下、本項においては、モニ1・2(いずれも初代)を除く各車両については車両記号改正後における「クモニ」表記で統一して記述する。
== 概要 ==
西武鉄道においては、電気機関車牽引列車による貨物輸送と並行して、電車による小手荷物を扱う荷物輸送を実施しており、クハニ1211形電車〔今城光英・加藤新一・酒井英夫 「私鉄車両めぐり(80) 西武鉄道 1」 (1969) p.70〕・モハニ301形電車〔今城光英・加藤新一・酒井英夫 「私鉄車両めぐり(80) 西武鉄道 1」 (1969) pp.72 - 73〕の客貨合造車2形式を保有、小手荷物輸送に充当した。
1950年代後半における西武鉄道は、自社傘下の復興社所沢車両工場において新製した車両を増備する一方〔今城光英・酒井英夫・加藤新一 「私鉄車両めぐり(80) 西武鉄道 3」 (1970) p.82〕、国鉄において廃車となった電車の払い下げを受け、並行して導入することによって輸送力増強を図ったが〔、それら払い下げ車両の中には1924年大正13年)製の木造車体の荷物電車クモニ3410形2両(クモニ3411・3412)が含まれていた〔。同2両はいずれも国鉄在籍晩年は国鉄大井工場構内の入換作業用途に充当されていたものであり〔益井茂夫 「私鉄車両めぐり(39) 西武鉄道 2」 (1960) p.47〕、このうちクモニ3411は国鉄当時の改造により荷物用扉が埋め込み撤去され、側面には乗務員扉以外の扉が存在しない特異な外観を呈した〔。同2両は1959年(昭和34年)に上石神井検車区(現・上石神井車両基地)に搬入され〔、同所において1年ほど留置されたのち翌1960年(昭和35年)10月8日付〔で正式に払い下げを受け、クモニ3412については車体改修を実施、西武鉄道初の荷物輸送専用電車モニ1形1(初代)として同月中に運用を開始した〔。クモニ3411についてもモニ1形2(初代)として入籍し〔〔車体表記は終始「クモニ3411」のままであった。〕、モニ1(初代)同様に導入される予定であったが、同車の状態が劣悪であったことにより使用不能と判断され、運用に就くことなく1962年(昭和37年)12月に除籍・解体処分された〔。
実際に導入されたモニ1(初代)についても高経年の木造車ゆえに老朽化が激しく〔、同車の代替として1963年(昭和38年)8月〔園田政雄 「西武鉄道 時代を築いた電車たち」 (1992) p.153〕にモハ151形162(2代)を荷物電車へ改造しクモニ1形1(2代)として導入した〔。モハ162(2代)は西武鉄道の前身事業者である武蔵野鉄道が1940年(昭和15年)4月〔今城光英・加藤新一・酒井英夫 「私鉄車両めぐり(80) 西武鉄道 1」 (1969) p.73〕に新製した制御車クハ5855形5855を前身とし、(現)西武鉄道成立後に実施された二度の改番を経てクハ1231形1232となったのち〔、1957年(昭和32年)8月〔に電動車化改造の上で一畑電気鉄道(現・一畑電車)へ譲渡されたものの、1961年(昭和36年)11月〔に除籍されて西武鉄道へ返還、モハ151形162(2代)として再び導入されるという〔複雑な経歴を有した。また、同車は武蔵野鉄道が発注した電車として最後まで西武鉄道に在籍した車両であった〔。
さらに1965年(昭和40年)4月〔から1967年(昭和42年)5月〔にかけて、西武鉄道に在籍する従来車を改造して3両(クモニ2 - 4・クモニ2は2代)の荷物電車が増備された〔。同3両はいずれも国鉄からの払い下げ車両を前身とし、クモニ2(2代)はクモハ251形(3代)252(元国鉄クモハ14形100番台クモハ14100)〔今城光英・酒井英夫・加藤新一 「私鉄車両めぐり(80) 西武鉄道 3」 (1970) p.84〕を、クモニ3・4はクモハ311形335・338(元国鉄モハ31形戦災被災車の払い下げ車両)〔今城光英・酒井英夫・加藤新一 「私鉄車両めぐり(80) 西武鉄道 3」 (1970) pp.78 - 79〕をそれぞれ種車とした。
同時期に最大4両在籍した荷物電車のうち、クモニ1は1976年(昭和51年)〔『私鉄電車のアルバム 別冊A 荷物電車と電動貨車』 (1979) pp.40 - 41〕に廃車となったが、残る3両は1978年(昭和53年)の小手荷物輸送廃止まで在籍した〔『私鉄電車のアルバム 別冊A 荷物電車と電動貨車』 (1979) pp.42 - 43〕〔『私鉄電車のアルバム 別冊A 荷物電車と電動貨車』 (1979) pp.44 - 45〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「西武モニ1形電車」の詳細全文を読む




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