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被虐の契りの登場人物一覧 : ミニ英和和英辞書
被虐の契りの登場人物一覧[いちらん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

契り : [ちぎり]
 【名詞】 1. pledge 2. vow 3. promise 4. destiny 5. share bed and board
登場 : [とうじょう]
  1. (n,vs) (1) entry (on stage) 2. appearance (on screen) 3. (2) entrance 4. introduction (into a market) 
登場人物 : [とうじょうじんぶつ]
 (n) the characters (in a play or novel)
: [ば]
 【名詞】 1. place 2. field (physics) 
: [ひと]
 【名詞】 1. man 2. person 3. human being 4. mankind 5. people 6. character 7. personality 8. true man 9. man of talent 10. adult 1 1. other people 12. messenger 13. visitor 1
人物 : [じんぶつ]
 【名詞】 1. character 2. personality 3. person 4. man 5. personage 6. talented man 
: [もの]
 【名詞】 1. thing 2. object 
: [いち]
  1. (num) one 
一覧 : [いちらん]
  1. (n,vs) (1) at a glance 2. (a) look 3. (a) glance 4. (a) summary 5. (2) (school) catalog 6. catalogue 

被虐の契りの登場人物一覧 ( リダイレクト:被虐の契り ) : ウィキペディア日本語版
被虐の契り[ひぎゃくのちぎり]

被虐の契り」(ひぎゃくのちぎり)は、官能小説作家・千草忠夫が著した全10章構成の中篇SM小説である。
==概要==
銀行の重役の娘で、美貌と教養を誇る処女の女子大生・松平葉子は、半年間におよぶ恋愛期間を経て、一流商社の重役の息子・矢野雅彦と婚約する。葉子は優しい性格の雅彦を本心から愛しながらも、まだキスしかしてくれない彼の真面目さに、若い健康な女性として多少の不満さえ感じていた。婚約の後としては初のデートの日、雅彦は六本木の高級クラブ「S」に葉子を誘う。そこで葉子は、雅彦の大学の先輩でデザイナーの上杉と、上杉のガールフレンドで仕事のパートナー谷梓を紹介された。しかし上杉はプレイボーイ、谷梓もいかにも大人の女という印象で、葉子は真面目な雅彦の友人にこんな人たちがいることに反感を覚える。だが雅彦は上杉たちと別れてから葉子の名を初めて呼び捨てにし、葉子はその事実に先の不満も忘れて高揚する。続けて雅彦は、今夜、葉子をぼくのものにすると宣言する。葉子は口では彼の要求に抗いながら、心と体ではひそかに承知する。だが雅彦は、贅を尽くした高級クラブとは打って変わった、近所の汚くて狭いレンタル・ルームに半ば無理やり葉子を連れ込み強姦同様に彼女の処女を奪う。さらには葉子の破瓜の後始末に用いた、彼女の履いてきたパンティまでもポケットに丸めて持ち去る。ただし行為の後、葉子の衣服の乱れを整える雅彦は、いつも通りの優しい青年に戻っていた。
雅彦の行為に衝撃を感じながらも、葉子はその夜の内に帰宅。翌日、平穏を装って大学に登校する。そして講義の前後に己の内心だけで昨夜の体験を反芻する。葉子はとにもかくにも恋しい相手と男女の仲になった感動を噛み締め、昨夜の雅彦の行為を許そうとする。だが下校中の葉子を車に乗った雅彦が呼び止め、彼女を恵比寿駅周辺の高級マンションに誘う。マンションの二人きりのエレベーター内で、雅彦は葉子の手を背中に回させ、細い鎖で縛る。めまいを覚えてよろける葉子を雅彦は背後から抱きかかえ、彼女のパンティを強引に膝の上まで引き下げる。葉子は許してくれるよう哀願するが、雅彦は葉子の下腹がすでに生暖かく濡れていると確かめる。ガウン姿になった雅彦は居間の中で全裸の葉子を立ち姿にさせ、両手を後ろに組ませる。そこで雅彦は、美しい女をいじめるのが好きな自分の趣味を告げる。
緊縛で葉子の上体の自由を完全に奪った雅彦は、彼女の細腰に鞭を打ち鳴らし、後ろ手の縄尻を引き絞って居間から連れ出す。葉子は恐怖と羞恥と屈辱においおい泣きながら、いましめられた全裸の姿で歩き出す。結婚後はこのマンションが本当の愛の巣になる、ここではお前は男が欲しくてよだれを垂らす雌犬として扱われる、と宣告した雅彦は、葉子をマンションの部屋部屋へ引き回す。浴室や寝室には、おぞましい異様な設備や大小の責め道具が数多く用意されており、葉子は、恋人の雅彦がやはり真性のサディストだと実感する。雅彦は葉子を寝室に連れ込み、天井から吊るす。そしてマゾについて講釈したのち、鞭で打つ。泣き喚く葉子は苦痛に耐えるために固縛されていない両足を開くが、雅彦の鞭がわずかな股間の隙間を下からすくい上げるように叩く。葉子は獣のようなひときわ高い悲鳴を上げて失神する。ガウンを脱いだ雅彦は、意識のない葉子をベッドに大の字に縛る。葉子は緊縛セックスで愛されたのち、泣きながら無理やり剃毛される。
葉子は婚約までした恋人・雅彦の性癖を、親を含む誰にも秘匿しようと決意する。10日ばかり過ぎた頃、下校中の葉子はふたたび雅彦の車にひっさらわれ、またもマンションに連れ込まれる。その日、葉子は生まれて初めて男性自身を口に含む。そして男性の放出するものの味と匂いを知る。それからはデートとは名ばかりの、雅彦による葉子への調教の日々が続く。こうして葉子は一歩一歩婚約者の雅彦によって、本格的に被虐の愛へと引きずりこまれていく。だがそんな辛い現実は、親にも知られてはならない二人だけの秘密である 。
5月の吉日、都内のO(オー)ホテルで、矢野雅彦と松平葉子の結婚式が盛大に行われる。披露宴で美しい白無垢姿を見せる花嫁が、実はその白い尻に鞭あとを刻み、浣腸の汚辱に妖しい快楽を学んだ変態のマゾ女だという事実を知る者はない。雅彦が独断で選んだ新婚旅行先の北陸のひなびた温泉宿で、彼は晴れて自分の花嫁となった葉子を存分に責め嬲る。そして初めての行為を要求する。葉子はそんなことだけはいや、あまりにもみじめすぎると泣いて逆らうが、浣腸・排泄後の肛門に浣腸器で油を注入されたのち、肉をえぐるような強烈な鞭打ちに追い立てられて、ついには布団の上で、雅彦のたくましい肉体に貫かれる。だが雅彦の方も油のおかげで円滑には行くものの、葉子の小さくて狭い後ろの窮屈感に苦痛を覚える。こうして二人は、初夜の愛を確かめ合う。
新婚旅行から帰った矢野夫妻は挨拶回りを続け、その打ち上げとして雅彦の先輩・上杉の自宅を訪ねる。上杉はガールフレンドの谷梓とも同棲しているようだ。雅彦が奥で仕事中という谷梓の様子を見に行った後、二人きりの応接間で上杉は葉子に、彼女が雅彦に調教されてマゾになった現実を指摘する。秘密を知られて真っ赤になってふるえる葉子に、上杉は実は自分が雅彦のSMプレイの教師だった事実を告げる。奥の部屋では雅彦が、全裸に縛られた谷梓の口を犯していた。実は谷梓こそ、雅彦がプレイを学んだ時の試験台だった。上杉は葉子に、今夜は教師として教え子の腕前の上達ぶりを確認させてもらうと告げる。以前に雅彦に谷梓を与えた替りに、今度は上杉が彼流の行為で心行くまで葉子を嬲るのだ。夫と谷梓の目前で上杉に訪問着を脱がされていく葉子は、さらなる凄絶な被虐の運命を予見する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「被虐の契り」の詳細全文を読む




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