翻訳と辞書
Words near each other
・ 花婿の行方
・ 花婿は18歳
・ 花婿は殺人者
・ 花婿失踪事件
・ 花嫁
・ 花嫁 (1991年のテレビドラマ)
・ 花嫁 (はしだのりひことクライマックスの曲)
・ 花嫁さんは世界一
・ 花嫁するの本当ですか
・ 花嫁とパパ
花嫁のれん
・ 花嫁のれん (1971年のテレビドラマ)
・ 花嫁のれん (2010年のテレビドラマ)
・ 花嫁のれん (列車)
・ 花嫁のれん (曖昧さ回避)
・ 花嫁のパパ
・ 花嫁のパパ2
・ 花嫁の冠
・ 花嫁の父
・ 花嫁の父 (テレビドラマ)


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

花嫁のれん : ミニ英和和英辞書
花嫁のれん[はなよめのれん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [はな]
 【名詞】 1. flower 2. petal 
花嫁 : [はなよめ]
 【名詞】 1. bride 
: [よめ]
 【名詞】 1. bride 2. daughter-in-law 

花嫁のれん : ウィキペディア日本語版
花嫁のれん[はなよめのれん]

花嫁のれん(はなよめのれん)とは、日本石川県を中心に北陸地方各地で見られる、婚礼に用いられる特別な暖簾(のれん)自体、及びそののれんを尊び用いる風習を言う。
幕末から明治時代にかけて、加賀藩の領地である加賀能登越中の地域で行われた。平成時代に入っては石川県能登地方観光資源としても扱われており、地域で受け継がれた花嫁のれんの展示会やこれを使用した花嫁道中などの観光イベントが行われ、「花嫁のれん」の語は七尾市の一本杉通り振興会によって商標登録されている(第5353935号)。
これに使用されるのれんは、多くは加賀友禅で仕立てられ、上部には新婦実家の家紋が染め抜かれている〔。代表的な図柄に「鶴亀」が用いられる。のれん婚礼当日、婚家の仏間の入口に掛けられ、花嫁はそれをくぐって「仏壇参り(婚家系譜に入るこを先祖へ報告)」をした後、結婚式に臨む〔。式から1週間、仏間の入口にそのまま掛けられ(或いは仏間内に移さたうえで衣桁に飾られ)、仏間に在するとされる婚家先祖の霊(及び現代では祝賀に訪れた近隣住民)に対し新婦実家の系譜をその家紋に依って明示し、同時に、婚家当主の立場から祖先へ婚礼事実の報告を行う。花嫁のれんは、婚礼当日(および、僅か1週間の披露期間)のためだけに個別制作すなわち新婦実家によって発注され、新婦実家から婚家へ嫁入り道具の一環として贈られる。使用期間が短いにも関わらず高価かつ非実用品であるため、現代においては(西洋のウェディングドレス同様に)母親が嫁ぐ娘へ自身の花嫁のれんを譲る例がある。
== 関連する婚姻風習 ==
花嫁が結家の敷居を跨ぐ際、玄関で「合わせ水」がある。花嫁の家の水を竹筒に入れて持参し、嫁ぎ先の水と実家の水をカワラケに同時に注いだ「合わせ水」を花嫁が一口飲む。すると媒酌人夫人が「両家の水に合いますように」と願いを込めて、カワラケを玄関の地面に打ち付けて割る(割らなければいけない。粉々に割れるほど上等とされる。元に戻れない、すなわち「離婚して実家に戻る」などの事態を否定する、『新婦の退路を断つ』象徴的な行為)。富山、福井では、これを「一生水」と呼ぶこともあり、嫁ぎ先の水だけを飲み、「一生この家の水を飲みます」という誓いになる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「花嫁のれん」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.