翻訳と辞書
Words near each other
・ 維管束植物レッドリスト (環境省)
・ 維管束植物レッドリストの変遷 (環境省)
・ 維管束植物類
・ 維管束環
・ 維管束系
・ 維管束組織
・ 維管束走向
・ 維管束間形成層
・ 維管束鞘
・ 維管束鞘延長部
維納
・ 維西
・ 維西リス族自治県
・ 維西傈僳族自治県
・ 維西県
・ 維那
・ 綮
・ 綯
・ 綯い交ぜにする
・ 綯い交ぜる


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

維納 ( リダイレクト:ウィーン ) : ウィキペディア日本語版
ウィーン

ウィーン日本語表記では主に「ウィーン」が用いられるが、標準ドイツ語でのWの発音は であり、「ヴィーン」の表記が近い。バイエルン・オーストリア語ではWean(ヴェアン、ドイツ語#方言を参照)と発音される。なお、漢字による当て字では維納と表記される。〕(標準(ヴィーン)、(ヴェアン)、(ヴィエンヌ)、(ヴィエナ))は、オーストリア首都。人口は182万6030人(2015年10月1日)。都市単独で一つの連邦州であり、ヨーロッパ有数の世界都市である。位置は、北緯48度12分5秒、東経16度22分38秒。クラシック音楽が盛んで「音楽の都」・「楽都」とも呼ばれる。第一次世界大戦まではオーストリア=ハンガリー帝国の首都としてドイツを除く中東欧の大部分に君臨し、さらに19世紀後半まではドイツ連邦神聖ローマ帝国を通じて形式上はドイツ民族全体の帝都でもあった。
== 概要 ==


ローマ帝国の宿営地ウィンドボナ (Vindobona) をその起源とし、かつてヨーロッパの数カ国を支配したハプスブルク家オーストリア帝国の首都であった。マリア・テレジア女帝時代に栄えた市街は、フランツ・ヨーゼフ1世の治下で整備された。リングと呼ばれる環状道路は、ウィーンの近代化を実現するために、19世紀の後半にかつて旧市街を囲んでいた堀を埋め立てて造られたものである。シュテファン寺院や旧市街をふくむ歴史地区は、「ウィーン歴史地区」の名称で2001年ユネスコ世界遺産に登録された。ここには旧王宮(ホーフブルク、現在は大統領官邸や博物館、国立図書館などとして使用)・ウィーン国立歌劇場・ブルク劇場・自然史博物館・美術史博物館、南駅に近いベルヴェデーレ宮殿などが含まれる。
ウィーンは、そもそもの成り立ちが2つの道が交差するところに生まれた町であった。ドナウ川に沿ってヨーロッパを東西に横切る道と、バルト海イタリアを結ぶ南北の道(「琥珀街道」)である。そこはゲルマン系、スラヴ系マジャール系ラテン系のそれぞれの居住域の接点にあたり、歴史的にみても、上述のように、紀元前5世紀以降ケルト人の居住する小村であったところにローマ帝国の北の拠点が建設されたのが起源であった。オスマン帝国の隆盛時にはヨーロッパからみてアジアへの入り口にもあたっており、伝統的にも多彩な民族性を集約する都市として栄えた。
その地理上の位置は、かつて共産圏に属した東ドイツベルリン東欧スラヴ民族の国家チェコプラハよりも東であり、第二次世界大戦後の冷戦時代にあっても、国際政治上微妙な位置にあった。
また、都心から南南西方面に離れた場所には、かつてウィーン会議の舞台となったことで有名な世界遺産シェーンブルン宮殿がある。これは、レオポルト1世が狩猟用の別荘として建てたものを、マリア・テレジアが離宮として完成させたものである。
現在のウィーンは、国際機関の本部の集積地ともなっており、日本政府も在ウィーン国際機関日本政府代表部を置いている。ウィーンに本部を置いている機関は次の通り。
* 国際連合ウィーン事務局 (UNOV)
* 国際原子力機関 (IAEA)
* 国際連合工業開発機関 (UNIDO)
* 包括的核実験禁止条約機構準備委員会 (CTBTO)
* 国連薬物犯罪事務所 (UNODC)
* 石油輸出国機構 (OPEC)
* 欧州安全保障協力機構 (OSCE)
* 国際新聞編集者協会 (IPI)
* 国際ドナウ河保護委員会(ICPDR)
2014年、アメリカのシンクタンクが公表したビジネス人材文化政治などを対象とした総合的な世界都市ランキングにおいて、世界第16位の都市と評価された〔2014 Global Cities Index and Emerging Cities Outlook (2014年4月公表)〕。欧州ではロンドンパリブリュッセルマドリードに次ぐ第5位。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ウィーン」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Vienna 」があります。




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.