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組紐屋の竜 : ミニ英和和英辞書
組紐屋の竜[くみひもやのりゅう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [くみ]
 【名詞】 1. class 2. group 3. team 4. set 
組紐 : [くみひも]
 【名詞】 1. braid 2. plaited cord
: [ひも]
 【名詞】 1. (1) string 2. cord 3. (2) pimp 
: [りゅう]
 【名詞】 1. (1) dragon 2. (2) promoted rook (shogi) 

組紐屋の竜 : ウィキペディア日本語版
組紐屋の竜[くみひもやのりゅう]

組紐屋の竜(くみひもやのりゅう)は、テレビ時代劇必殺シリーズ」に登場する架空の人物で、京本政樹が演じた。シリーズ初登場は『必殺仕事人V』の序章であるスペシャル『必殺仕事人意外伝 主水、第七騎兵隊と闘う 大利根ウエスタン月夜』。
== キャラクター ==
表の姿は日本橋に店を構える組紐職人であるが、裏では派手な衣装に身を包み、闇の仕事を行う異色の仕事人。組紐を投げて相手の首に絡め、宙吊りにする殺し技を得意とする。色白で線の細い女性的な外見とは裏腹に腕力はかなり強く、天井板や屋根瓦をぶち破って相手を吊り上げたり、両手で一本ずつ組紐を投げ、二人同時に吊って仕留めるという荒技も度々、披露している。
初登場時は花屋の政村上弘明)とコンビを組んで、裏の仕事を請け負っていたようで「お前たちと組むのは、これっきりだ」と中村主水藤田まこと)、加代鮎川いずみ)、西順之助ひかる一平)、おりく山田五十鈴)たちと組むつもりは無かったようであった。特に役人の主水を警戒していたが、徐々に信頼するようになる。
基本的に口数が少なく謎めいた人物であるが、『必殺仕事人V』第12話「組紐屋の竜、忍者と闘う」で、元々は伊賀流の九十九一族に属していた抜け忍であることが判明した。組紐といえば伊賀の名産というところから、この設定になっている。この回で正体が判明する前にも一度、裏の仕事の際に屋根の上へ身軽に飛ぶ場面がある。そのスキルを生かして、殺しの的の偵察を行うことも多い。
恋愛に関しては抜け忍になる前に、同じ九十九一族のくのいち 初音(はつね)と恋仲で、契りを交わしていた。一生、日陰暮らしの忍びで終わりたくないという竜の考えは彼女に理解してもらえず、竜は里から一人で逃亡。初音は一族の刺客として、竜の前に現れるが、まだ想いは断ち切れていなかったために、最後は竜を庇って死亡するという悲劇的な結末を迎えてしまう。その他、夜鷹の女や遊廓勤めの女に惚れられるが、竜自身は悪い気はしておらず、前述したような己の身の上もあってか、女の過去を気にするタイプでは無かった。
三味線屋の勇次と比較されることも多いが、普段の無口でクールな顔の裏で、若さ故に時折、熱くなる一面が見られることもある。勇次と違い、女性に対してもストイックで、岡場所に行っても(依頼人の遊女に頼みの筋を聞く偵察が目的とはいうものの)女を抱かずに帰って来る始末。勇次、秀コンビの場合、秀は真面目なので、バランスが取れるが、相方の政も堅物で『必殺仕事人V・激闘編』は遊び人の壱(柴俊夫)を登場させる配慮がされている。
『必殺仕事人V』では赤と黒と金の派手な着物で、『激闘編』の初期は黒地に銀ラメの入った着物に下ろし髪を束ねたスタイルであったが、後半は作品自体がリアルで、ハードボイルド路線であったこともあり、旅姿のままの仕事などが多くなり、衣装も地味な物に変わった。
相方の政とは仲は悪くはないが、一時は誤解から同士打ちになりそうになったところを主水から仲裁されたこともある(『激闘編』)。
退場作となった映画『必殺! III 裏か表か』では悪の金融集団の頭目 真砂屋徳次の本拠地付近に潜伏する中で、主水たちと合流できずに一派に見つかり犠牲となってしまった、はぐれ仕事人の参(笑福亭鶴瓶)への償いとその敵討ちを胸に、真砂屋一味への突破口を開こうと単身で、囮となって乗り込む。主水たちを真砂屋の元へ行かせようと悪人たちと奮闘するが、相手側の凶刀によって絶叫、その場で斃れてしまう。以降は姿を見せていないことから絶命したとも言われているが、公式設定が明確ではないため、詳細は不明。
京本は自身のサイトで、撮影当初の台本の一部(本編における未公開シーン)で「決闘の後日、雨の中で、竜の死骸を加代が呆然と見つめる」シーンがあったと語っているため、当初は死ぬことを前提に撮影されていたようだ〔京本政樹 -Speak-今日はホワイトデーかっ! KEEP ON DREAMING あの頃のボク。。 〕。ただし、同作自体がテレビとは別次元の世界であることを、同作のパンフレットで、山内プロデューサー自身が語っており、テレビ シリーズの組紐屋の竜は殉職せずに退場をしたことになる。演じた京本にとっても最も思い入れの強い役であるようで、2004年の写真集『必殺The bi-kenshi』で、19年振りに同じキャラクターとして復活している〔背中に傷が残っていることで「裏か表か」では絶命していなかった可能性を示唆しており、『笑っていいとも!』に京本自身がゲスト出演して、この写真が話題になった際には「竜が生きていた場合を仮定して撮った」と語っている。〕。
必殺シリーズの舞台公演『納涼必殺まつり』で初登場。三味線屋の勇次(中条きよし)、飾り職人の秀三田村邦彦)の路線を受け継ぎ、花屋(鍛冶屋)の政とのコンビで、若いファン層に受け入れられ、1980年代後半、第二次必殺ブームを生み出した。テレビ シリーズには2作品にしか登場していないにもかかわらず、必殺シリーズ後期にあたる『必殺仕事人』シリーズを代表するキャラクターの一人となり、コミックバラエティー番組などで、パロディーとして使われることも多い〔2007年公開の映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾!』で京本が演じる組織の長官に向かって、しんのすけの父親 ひろしが「オレは必殺仕事人、組紐屋の竜だ」と叫び、包帯を組紐の如く投げるシーンなどはその最たるものである。〕。
『必殺仕事人V・激闘編』の前夜祭として特番が放映され、主要出演者の『夢の必殺』が紹介された。竜は宇宙空間で殺しを行うのだが、司会者に「宇宙服が金魚鉢」「無重力で絞殺できるのか?」と散々言われていた。京本の希望と言うことになっている。京本は「宇宙戦士 竜」と絶賛していた。
京本が、必殺シリーズの降板後『上海紅鯨団が行く』で「京本政樹先生の必殺」というコーナーが作られ、仕事(殺し…あくまで娯楽の仕置)を再び行うために各視聴者の民家に訪れた。得物は組紐ではなく、刀であった。
2008年放送の『あんみつ姫』で京本が演じた、金つばのリュウは竜のパロディーとなっている。また、勇次役の中条演じる腹黒伊蔵との戦いでは伊蔵から「まさか、こんな所で出会うとはな…」と声を掛けられ「皮肉なもんだな…」と返す、必殺シリーズ出演者である両者ならではの声の掛け合いも見られ、伊蔵の手下から「お二人は同じ職場?」と疑問に思われていた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「組紐屋の竜」の詳細全文を読む




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