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稷 ( リダイレクト:キビ ) : ウィキペディア日本語版
キビ

キビ(黍、稷、学名:''Panicum miliaceum'')は、イネ科一年草で、穀物の1種である。日本では五穀の1つとされる。
インドが原産と推定されるが、原種になった野生植物が発見されておらず、詳細は不明である。中国華北地方では、アワとともに古代の主要穀物であった〔『新編 食用作物』 星川清親 養賢堂 昭和60年5月10日訂正第5版 p353〕。日本には縄文時代に渡来したアワより遅く、弥生時代に朝鮮半島を経由して渡来したと考えられている。
生長すると1メートル程度になり、からにかけての先に20センチメートル程度のができ、垂れ下がる。秋に花が咲き、黄色い実がなる。実が黄色であることから、「黄実(きみ)」→「きび」となったとするのが有力な語源説である。実はアワより少し大きい。アワ同様、うるち種ともち種がある。実をそのまま炊いてにして食用にしたり、粉にして団子などにしたりする。
岡山県吉備団子も、元々は黍団子の一種で、その名の通り黍粉を原料としていた。吉備と黍(キビ)の語呂合わせから吉備団子と書かれるようになった。現在では、黍粉を使わずに白玉粉などで作られることも多い。桃太郎伝説に登場するキビダンゴは黍で作られた団子であり、江戸時代末期になって登場した吉備団子ではない。
モロコシ(タカキビ)を「キビ」と呼ぶ地方では、本種を「コキビ」と呼ぶ。サトウキビを「キビ」と呼ぶ地方もある。
== 脚注 ==



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「キビ」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Proso millet 」があります。




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