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盗蜜 : ウィキペディア日本語版
盗蜜[とうみつ]

盗蜜(とうみつ、英語:nectar robbing)とは、昆虫などの動物受粉を行わず花蜜のみを奪うこと。送粉生態学(花生態学)・動物行動学用語〔養蜂業界ではミツバチが他の個体や巣箱から蜜を奪うことも盗蜜と言い習わす。〕。
で蜜を分泌する被子植物は、その蜜で動物を誘引し、動物に送粉させるように共進化してきたと考えられている。そのような動物は送粉者として植物に利益をもたらしている。一方、訪花動物の中には、蜜のみを奪って受粉に関与しないものもおり、盗蜜者(nectar robber)と呼ばれる。ツリフネソウでは送粉者として振舞うトラマルハナバチが、ゼンテイカでは盗蜜者となるなど、盗蜜・送粉の別は植物と動物の相互関係で定まる〔田中肇『花に秘められたなぞを解くために』76-79ページ。〕。
盗蜜のパターンは田中(1993年)〔によれば、
# 花弁(花びら)や(がく・花被片)の間から蜜を吸い取る。
# チョウやガ(チョウ目)は、長い口吻で蜜腺から直接蜜を取る。
# 花よりも相対的に小さな体であるため、や柱頭に触れないで花の奥にもぐりこみ、蜜を取る。
# 花に穴を開ける、または花を引き裂いて蜜を取る。
# 上記4.で開けられた穴を利用して蜜を取る。
の5種類に分類されている。
== 例 ==

=== 鳥類 ===
サクラの花蜜を吸う野鳥のうち、メジロヒヨドリは顔を花粉で黄色く染め花粉を運ぶ送粉者であるが、スズメは花の根元を嘴でちぎり蜜のみを吸う盗蜜者である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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