翻訳と辞書
Words near each other
・ 物語学
・ 物語文学
・ 物語研究会
・ 物語詩
・ 物語論
・ 物識り
・ 物議
・ 物議を醸す
・ 物議騒然
・ 物象
物象化
・ 物貰い
・ 物資
・ 物資別適合貨車
・ 物資別適合輸送
・ 物質
・ 物質の性質
・ 物質の状態
・ 物質の状態の一覧
・ 物質の相


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

物象化 : ミニ英和和英辞書
物象化[ぶっしょうか]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [もの]
 【名詞】 1. thing 2. object 
物象 : [ぶっしょう]
 【名詞】 1. object 2. natural phenomenon 3. science of inanimate nature
: [ぞう]
 【名詞】 1. elephant 
: [か]
 (suf) action of making something

物象化 : ウィキペディア日本語版
物象化[ぶっしょうか]
物象化( または 、)とは、人と人との関係が物と物との関係として現れること。カール・マルクスが後期の著作(とりわけ『資本論』)で使った概念。マルクス自身は断片的な記述しか残していないが、ルカーチ・ジェルジ廣松渉が重要視したために注目されるようになった。
==マルクスの物象化論==

===『資本論』の物象化論===
商品経済においては、社会的分業に基づく人間相互の関係が私的な商品交換を通して取り結ばれるので、個々人の労働は直接的には社会的なものではなく私的なものとなり、労働の社会的性格は商品の交換価値として現れる。労働と労働の関係が商品と商品の関係として現れる。この機構をマルクスは物象化と呼んだ。

さらに、物象化の結果として生じる思い込みをマルクスは物神崇拝(Fetischismus)と呼んだ。商品がそれ自身として価値を持っているかのように考える商品の物神崇拝である。この物神崇拝から出発して、貨幣がそれ自身の性質によって他の商品と交換できるかのように考える貨幣の物神崇拝、資本がそれ自身として利子を生むかのように考える資本の物神崇拝が生まれる。

なお、マルクスは物象化を場合によってVerdinglichungと書いたりVersachlichungと書いたりしている。以下の文が示すように、彼はこの二つの単語を厳密に区別してはいない。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「物象化」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.