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火山災害 : ミニ英和和英辞書
火山災害[かざん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ひ]
  1. (n,n-suf) fire 2. flame 3. blaze 
火山 : [かざん]
 【名詞】 1. volcano 
: [やま]
 【名詞】 1. (1) mountain 2. (2) pile 3. heap 4. (3) climax 5. critical point 
災害 : [さいがい]
 【名詞】 1. calamity 2. disaster 3. misfortune 
: [がい]
  1. (n,vs) injury 2. harm 3. evil influence 4. damage 

火山災害 ( リダイレクト:自然災害#自然災害の例 ) : ウィキペディア日本語版
自然災害[しぜんさいがい]

自然災害(しぜんさいがい、)とは、危機的な自然現象(natural hazard, 例えば気象火山噴火地震地すべり)によって、人命や人間の社会的活動に被害が生じる現象をいう。
日本の法令上では「自然災害」は「暴風、豪雨、豪雪、洪水、高潮、地震、津波、噴火その他の異常な自然現象により生ずる被害」と定義されている(被災者生活再建支援法2条1号)。
単なる自然現象が、人的被害を伴う「自然災害」に発展したり、災害が拡大したりするには、現地の社会条件が大きな影響を及ぼす〔社会格差と自然災害による人的被害 -インド洋大津波によるタイにおける被害を中心に- ,中須 正, 防災科学技術研究所研究報告 第69号 2006年8月 〕。
== ディザスターとハザード ==

自然災害がなぜ起こるかについては、次の公式に帰結している。
:''Disasters occur when hazards meet vulnerability.''
::「災害は、危機が脆弱性と出会うことで起こる
社会のもつ脆弱性(災害に対する弱さ)は、防災計画がなかったり適切な危機管理がなされなかったりすることでさらに大きくなり、人的被害、経済的被害、環境に対する被害を大きくする。最終的な被害の大きさは、被害者を支援し災害拡大を抑えるための人員の数や、災害からの回復力の大きさに依存する。
disaster」(「災害」)と 「hazard」(「危機」、「現象」)は意味が異なる。ユネスコの地球科学プログラムでは、「ナチュラル・ハザード」(Natural Hazard、自然現象)と「ナチュラル・ディザスター」(Natural Disaster, 自然災害)を次のように定義している〔http://www.unesco.org/science/disaster/about_disaster.shtml より引用〕。
:Natural hazards are naturally-occurring physical phenomena caused either by rapid or slow onset events having atmospheric, geologic and hydrologic origins on solar, global, regional, national and local scales. They include earthquakes, volcanic eruptions, landslides, tsunamis, floods and drought.
::「ナチュラル・ハザード」とは、大気・地質学・水文学的原因で、太陽系規模・地球規模・地域規模・国家規模あるいは地方規模の範囲を、急速または緩慢に襲う事象により引き起こされる、自然に発生する物理的現象である。地震、火山噴火、地すべり、津波、洪水、干ばつが含まれる。
:Natural disasters are the consequences or effects of natural hazards. They represent a serious breakdown in sustainability and disruption of economic and social progress.
::「ナチュラル・ディザスター」(自然災害)とは、ナチュラル・ハザードの結果または影響である。社会の持続可能性の崩壊と、経済的・社会的発展の混乱を意味する。
もし天変地異などの「自然現象」(ナチュラル・ハザード)が起こったとしても、その場所に脆弱性がなければ(例えば異変の起こった一帯にだれも住んでいない場合)、「自然災害」(ナチュラル・ディザスター)が起こることはない。その環境に人間活動も社会もなければ、自然現象は単なる現象であり、誰も被害を受ける可能性はないため「危機」にも「災害」にもならない。このため、「自然災害」の「自然」(''natural'')という部分に対する異議も一部にある。
自然災害は、人為的な原因による災害(「人災」)に対して、天災とも呼ばれる。しかし実際に「天災」と呼ばれているものは、社会の脆弱性など人為的な原因により人的被害が拡大されている側面が大きいため、「天災」という呼び方は適切なものではない。地震は自然現象だが、脆い建物が崩れたり救援の手が届かなかったりすることによって地震災害は拡大する。自然現象である干ばつは、社会の不平等や政府の失策により、都市や軍隊には食物が確保される一方で農村の貧しい人々に食物が行き届かなくなることで、飢饉という災害へと拡大する。干ばつのため食糧不足にさらされる人たちに食物や雇用を供給する政策が、民主主義のインセンティブによって実行に移されきちんと機能する場合、飢饉という災害は発生しないが、貧しい人々の声を聴く必要のない権威主義的体制や無政府状態では、干ばつは容易に飢饉へと拡大する〔アマルティア・セン『貧困の克服』 pp.112-114 集英社、2002年〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「自然災害」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Natural disaster 」があります。




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