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海へ : ウィキペディア日本語版
海へ[うみへ]

海へ」(うみへ)は、漫画家つげ義春1987年3月、雑誌COMICばく日本文芸社発行)に発表した短編漫画作品。つげの生まれ故郷伊豆大島への望郷の念が、海への憧れに転じ、日々募る海への思いから、終には密航に走った思春期の自伝的作品。
== 作品概要 ==

* 4歳の時に父親を失くし、再婚した母親と義父の喧嘩が絶えない日常生活に鬱屈した主人公少年(13歳)が、0歳~4歳まで過ごした出身地、伊豆大島大島町)に帰りたい望郷の思いから、横浜港桟橋密航を企てる。外国航路の船にもぐりこめば当分日本に帰れず、その間に一生懸命働けば船員に雇ってくれると考えたのだった。しかし、乗船後すぐに船員に見つかり、出航前に下船させられ、あえなく密航に失敗する。
* 密航に失敗した主人公少年は、下船後の帰り路、横浜桜木町交番前で職務質問を受け、補導される。家出少年として保護された警察署で、密航の動機を「大島に行きたくて」と答える。大島に何かあるのか?誰か知り合いでもいるのか?と担当刑事に問われ「小さい時に住んでいたから」と答え、「大島には、ぼくが4歳の時に死んだ父が、まだ元気でいるような、なんとなくいつもそんな気がしていた」と大島を回想するシーンがある。
* 警察署での回想シーンで、伊豆大島の三原山あんこ娘、椿大島節等を背景に、板前職人の父・一郎とあんこ娘姿の母・ますの周りに3人の子、幸せなつげ一家の情景が、6カットに亘り描かれている。父母ともに和装で、父は健康で凛々しく、母は島のあんこ娘の衣装で民謡大島節」を踊っている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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