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沖永良部島 : ミニ英和和英辞書
沖永良部島[おきのえらぶじま]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [おき]
 【名詞】 1. open sea 
: [りょう]
 【名詞】 1. good 
: [しま]
 【名詞】 1. island 

沖永良部島 : ウィキペディア日本語版
沖永良部島[おきのえらぶじま]

沖永良部島(おきのえらぶじま)は奄美群島の南西部に位置する鹿児島県大島郡に属し、九州本島から南へ552km、沖縄本島から北へ約60km、北緯27度東経128度付近に位置する。和泊町知名町の2町からなり平成24年1月1日現在の和泊町人口(男3495)(女3601)計7096人、知名町人口(男3366)(女3305)、計6671人両町の合計人口13767人(2012年)。
島の名前の読みについては、1973年(昭和48年)に当時の和泊町長が町議会で「おきのえらぶじま」が正式であると答弁している。和泊町議会において「おきえらぶじま」と「の」を抜いた形での呼称統一を決議したものの、町側は区長会や観光協会、地女連など町内5団体と意見交換した結果、いずれも「変更の必要なし」との結果になった。これらを踏まえ、同町は「変更の必要はない」と結論付けた。会話の上では単に「えらぶ」と呼ぶ場合が多い。
西郷隆盛の流刑地だったため、東京都上野公園鹿児島市鹿児島市立美術館霧島市西郷公園同様、西郷隆盛像がある。
== 地理 ==

東西に細長いオカリナないしはひしゃくの形をしており、西側は大山を中心としてほぼ円形状である(同じ奄美群島の喜界島と形はよく似ている)。東西約20km・西辺の南北が約10km、面積93.65km²。南北に伸びる琉球海溝の西側に連なる南西諸島に属する。ちなみに面積は東京都伊豆大島よりも大きい。
隆起サンゴ礁の島で、全島ほとんどが裾礁型のサンゴ礁起源石灰岩第四紀層の琉球石灰岩)で被われている。島の西部に最高地点の大山(標高240m)がある。大山を中心とした知名町側の地域には、幾段かの段丘地形を呈して石灰岩の広い分布が見られる。大山山頂部や越山などにわずかに古生層や新第三紀の花崗閃緑岩からなる基盤岩の露出が見られるが、石灰岩の溶食量を考えると、かつては全島が海面下に沈んでいたらしい。
同じ奄美群島において大部分が古生層からなる奄美大島や、古生層地域が多い徳之島などと比べると地学的な多様性は少ない。しかし全島が隆起サンゴ礁の島である与論島喜界島などに比べると、比較的多様性のある自然環境を呈し、特に大山山頂部とその周辺には、土地利用に伴う人為的な改変が少ないある程度のまとまった面積の亜熱帯性の森林とカルスト地形が残っている。
和泊町側は全体に標高が低いということもあって、土地利用が進み自然林はほとんど残っていない。カルストの地表地形も改変が著しいが、地下地形としてのカルスト水系の発達は知名町側に劣らず、長大な洞窟系が幾つか発見されている。
カルスト地形の発達は、亜熱帯性の気候や第四紀の多孔質な石灰岩という岩石的性質の違いもあって、ドリーネや鍾乳洞、地下水系の発達の度合いが著しく高く、山口県秋吉台福岡県平尾台など、いわゆる日本三大カルストにも劣らない。とくに大山の周辺部、標高100-200mにかけて無数のドリーネが発達したカルスト地形を呈している〔大阪教育大地理学報, no.11, 1967〕。沿岸部のほぼ全域に、幅50-100mほどにいわゆる海岸カルストが見られる。無数のピナクルカッレン、ソリューションパン(溶食性の皿状小凹地)が発達した裸出カルストをつくっている。
田皆岬(矢護仁屋岬)では、東北東系の断層による変位を受けた平らな石灰岩の台地があり、断崖の基部には基盤岩の古生層が露出している。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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