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欧州連合の拡大 : ミニ英和和英辞書
欧州連合の拡大[おうしゅうれんごうのかくだい]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

欧州 : [おうしゅう]
 【名詞】 1. Europe 
欧州連合 : [おうしゅうれんごう]
 (n) European Union (EU)
: [す, しゅう]
 (n) sandbank
: [むらじ, れん]
 【名詞】 1. party 2. company 3. group 
連合 : [れんごう]
  1. (n,vs) union 2. alliance 
: [ごう]
 【名詞】 1. go (approx. 0.18l or 0.33m) 
拡大 : [かくだい]
  1. (n,vs) magnification 2. enlargement 

欧州連合の拡大 : ウィキペディア日本語版
欧州連合の拡大[おうしゅうれんごうのかくだい]

欧州連合の拡大(おうしゅうれんごうのかくだい)では、欧州統合の過程において、欧州連合 (EU) の創設からその後の加盟国の増加、現在進行されている加盟協議、将来の拡大の展望とこれらにかかわる事象について概説する。
EUは欧州石炭鉄鋼共同体 (ECSC) の原加盟国である6か国が、1957年にローマ条約を締結したことを起点として創設され、2013年にはその加盟国数が28にまで増えている。これまでの拡大の中では2004年5月1日の拡大は規模として最大であり、新たに10か国が加盟した。直近の拡大は2013年7月1日にクロアチアが加盟したものである。
また EU では現在も複数の国との加盟協議が行われており、拡大の過程はヨーロッパの統合として言及される。しかし、拡大は同時にEU加盟国間の協力の強化を意味し、各国政府はその権限をEUの機構に段階的に集中させていることにもなる。
EUへの加盟のためには、加盟を希望する国は経済や政治に関する条件を満たす必要があり、これは一般的にコペンハーゲン基準としてまとめられている。この基準によると、永続的で民主的な政府、法の支配、自由と政治体制が EU の理念に一致していることが求められている。またマーストリヒト条約では、拡大には既存の加盟各国と欧州議会の同意を得なければならないと定められている。
以前のEU基本条約であるニース条約では欧州連合理事会での議決方式について、加盟国数が27までしか対応できない制度となっている。このため欧州憲法条約では制度の改定を盛り込んでいたが、同条約は批准が断念されている。今後の拡大に備えるためにも新たな基本条約の策定が求められ、2007年12月13日にリスボンジェロニモス修道院において加盟国の代表らによって署名され、2009年12月1日に発効した。

== 過去の拡大 ==


* 1952年7月23日 - パリ条約発効、欧州石炭鉄鋼共同体 (ECSC) 発足。原加盟国はベネルクスベルギーオランダルクセンブルク)、フランスイタリア西ドイツ
* 1958年1月1日 - ローマ条約発効、欧州経済共同体(EEC、のちの欧州共同体 (EC) )発足。
* 1962年7月5日 - アルジェリアがフランスから独立、ECを離脱。
* 1973年1月1日(第1次拡大) - デンマークアイルランドイギリスがEC加盟(ノルウェーは加盟条約に調印するも、国民投票で批准が反対された)。
* 1981年1月1日(第2次拡大) - ギリシャがEC加盟。
* 1985年 - 6年前にデンマークから自治権を得ていたグリーンランドが住民投票でEC離脱を決定。
* 1986年1月1日(第3次拡大) - ポルトガルスペインがEC加盟。
* 1990年10月3日 - ドイツ再統一。旧東ドイツの各州が旧西ドイツに編入され、これに伴いECも拡大。
* 1993年1月1日 - マーストリヒト条約発効、欧州連合 (EU) 発足。
* 1995年1月1日(第4次拡大) - オーストリアフィンランドスウェーデンがEU加盟(ノルウェーは前回同様、加盟条約に調印するも国民投票で批准が反対された)。
* 2004年5月1日(第5次拡大前半) - 1度の拡大としては過去最大の10か国(キプロスチェコエストニアハンガリーラトビアリトアニアマルタポーランドスロバキアスロベニア)がEU加盟。ダブリンにおいて加盟式典実施。
* 2007年1月1日(第5次拡大後半) - ブルガリアルーマニアがEU加盟。
* 2008年12月15日 - カリブ海に浮かぶボネール島サバ島シント・ユースタティウス島が県に相当する行政区分に移行。オランダ政府は現在、EUにおけるこれら島々の地位の変更について調査中である。現在これらの島々はローマ条約第2付属文書 (Annex II) における海外領域とされ、EUの領域とは認められていない。このため、アゾレス諸島マデイラ諸島カナリア諸島、フランスの海外県と同様にEUの外部地域となることが、これらの島々については規定されていない。欧州委員会地域政策担当委員ダヌータ・ヒューブナーは欧州議会において、これらの島々の人口が3万人ほどしかなく、このような領域の地位の変動に多くの問題が生じるとは思っていなかった、と述べている。これらの島々はローマ条約付属文書に記載されており、新たな地位を得るには基本条約の改正が必要になるのである〔Matthijs Nieuwenhuis, Bonaire, Saba en St. Eustatius bij de EU? 2007年4月25日 Radio Nederland Wereldomroep (オランダ語)〕。次にローマ条約を改正する機会となるのは、2007年12月に調印が予定されているリスボン条約である。
* 2007年12月13日にリスボン条約が加盟国の代表らによって署名され、2009年12月1日に発効した。
* 2013年7月1日(第6次拡大) - クロアチアがEU加盟。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「欧州連合の拡大」の詳細全文を読む




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