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楽しき狩こそ我が悦び : ミニ英和和英辞書
楽しき狩こそ我が悦び[たのしきかりこそわがよろこび]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [たのし, らく]
  1. (adj-na,n,n-suf) comfort 2. ease 
: [われ, が]
 【名詞】 1. me 2. oneself 3. self 4. ego 
我が : [わが]
  1. (adj-pn,n) my 2. our 3. one's own 
: [えつ]
 【名詞】 1. self-satisfaction 2. rejoicing
悦び : [よろこび]
  1. (oK) (n) joy 2. delight 3. rapture 4. pleasure 5. gratification 6. rejoicing 7. congratulations 8. felicitations

楽しき狩こそ我が悦び : ウィキペディア日本語版
楽しき狩こそ我が悦び[たのしきかりこそわがよろこび]

楽しき狩こそわが悦び』(Was mir behagt, ist nur muntre Jagd!BWV208は、ヨハン・ゼバスティアン・バッハが作曲した世俗カンタータの一つ。通称『狩のカンタータ』(Jagdkantate)。現存するバッハの世俗カンタータの中では最も古く、1713年2月27日のヴァイセンフェルス公クリスティアン(1682年 - 1736年)の誕生日を祝う作品である。全15曲からなり、第9曲のアリア冒頭はNHK-FM放送の長寿番組『あさのバロック』のオープニング曲に編曲されて日本では特に有名である。
==概要==
自筆の初演総譜で伝承されている。小林義武は、従来の定説であった1713年より1年早い1712年に初演したとする新説を提示している。
バッハが仕えていたヴァイマル公ヴィルヘルム・エルンストは、親友であるクリスティアンの誕生日に際し、直属の詩人・楽師による祝典曲を贈ろうと計画していたようである。作詞を詩人ザロモン・フランク、作曲をバッハに命じてクリスティアンに贈呈したと考えられている。当時ヴァイセンフェルスにはヨハン・フィリップ・クリーガーが率いるハイレベルの宮廷楽団があり、バッハやフランクの独力では入り込む余地がない。そこでヴァイマル公の関与があったと推定される。
クリスティアンの趣味が狩猟であったことから、フランクは題材をローマ神話の狩の女神ディアナソプラノ)を中心に、その恋人エンデュミオンテノール)を司会とし、牧神パンバス)、野の女神パラスソプラノ)によって領地の豊かさと絡めてクリスティアンを讃美するストーリーに仕上げた。バッハはこの台本に、野趣溢れるホルンや牧歌的なリコーダーに彩られた音楽を加えた。さらにオペラを得意としたヴァイセンフェルス宮廷楽団を意識して、オペラの要素を取り入れている。
1716年4月19日、ヴァイマル公エルンスト・アウグストの誕生日に再演され、1742年8月3日にはザクセン選帝侯フリードリヒ・アウグスト1世の命名日のために改作したBWV208a(音楽散逸)を演奏している。また3曲を2つの教会カンタータに転用している。
またこの曲には付随音楽が存在するのが特徴である。初演の際に導入曲として『ブランデンブルク協奏曲第1番』の初稿(BWV1046a、かつてBWV1071とナンバリングされた)が演奏されたと推定されている。また自筆総譜の末尾には、第13曲の通奏低音を主題とした『ヴァイオリンオーボエ、通奏低音のためのトリオ楽章 ヘ長調』(BWV1040)が加筆されている。筆跡に時間的な差異がないことから、BWV1040も同時に作曲したものと考えられており、バッハ作品主題目録番号ではまったく違うジャンルに置かれているものの、「新バッハ全集」では『狩のカンタータ』と同じ巻に収録されている。
なお、このカンタータを献呈されたクリスティアンは終生バッハを高く評価していたといわれる。バッハがライプツィヒに転任して2年後の1725年2月23日、バッハは『復活祭オラトリオ』(BWV249)の原曲『逃れよ、消えよ、退き失せよ、もろもろの憂いよ』(Entfliehet, verschwindet, entweichet, ihr Sorgen; BWV249a)をクリスティアンに献呈している。この曲も『羊飼いカンタータ』の通称を持つ牧歌的な作品だが、音楽は散逸しており、『復活祭オラトリオ』からの復元で偲ぶしかない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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