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『松吉伝』（まつきちでん）はみなもと太郎の漫画作品。「風雲児たち外外伝」の枕題が付与されている。 == 概説 == 作者であるみなもと太郎が、自らの母方祖父である漆原松吉（うるしばら まつきち、1879年 - 1967年）の生涯を題材に執筆した、いわゆるファミリーヒストリータイプの歴史漫画である。とはいえ、作者は''本作の内容は全て伝聞取材によるもの'' であり、ゆえに''傍証する資料はほとんど現存しえない'' 事を公言している。そのため本作は作者の周囲の人々に取材した内容（証言）を元に構成した極めてフィクションに近似した、それ同様の物語である事を作者自らアナウンスしている。また改めて内容の正確を期すために再取材を試みても、もはや関係者が高齢および鬼籍入りとなっているために、それがほぼ不可能である事も語られている。 少年画報社の隔月刊歴史漫画雑誌『斬鬼』（連載当初時は『ヤングキングSPECIAL増刊 斬鬼』であり、同社発刊の別雑誌ヤングキングの不定期増刊扱い。2003年12月号より歴史漫画専門の隔月刊誌としてヤングキングより独立）に2003年から連載されていた作品で、同誌廃刊の翌年10月号（最終号）まで継続された。しかし雑誌の廃刊により同社の他雑誌に拾い上げられる事も無く打ち切りとなる。そのため、2008年12月のコミックマーケット75において、作者の同人誌発行サークル『みにゃもと』から連載第1話から第6話までをまとめた同人誌として発刊され、続く2009年12月のコミックマーケット77にてその続編となる連載第7話から9話、そして話を締めくくるための補遺としての描き下ろし番外編を収録した第2巻を発刊する事で、本作は完結となった。その後、2014年に復刊ドットコムによって同人誌版2巻を合本した商用単行本が発刊された。 なお前述の通り本作のタイトルには『風雲児たち外外伝』の副題があるが、これは本作の前作であり『斬鬼』における前連載作品であった『挑戦者たち』が『風雲児たち外伝』というスタンスで執筆されていたためである。本作は、後継連載の立場から「風雲児たち外伝」の「さらに外伝」というスタンスをとっており「外外伝」とはその事を示す。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「松吉伝」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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