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東寧重砲兵連隊 : ミニ英和和英辞書
東寧重砲兵連隊[とうねいじゅうほうへいれんたい]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ひがし]
 【名詞】 1. east 
: [やすし, むしろ]
  1. (io) (adv) rather 2. better 3. instead
: [おも]
  1. (adj-na,n) main 2. principal 3. important
重砲 : [じゅうほう]
 (n) heavy artillery
: [ほう]
  1. (n,n-suf) gun 2. cannon 
砲兵 : [ほうへい]
 【名詞】 1. artillery 2. gunner 
: [へい]
 【名詞】 1. (1) (common) soldier 2. rank and file 3. (2) army 4. troops 5. (3) warfare 6. strategy
: [むらじ, れん]
 【名詞】 1. party 2. company 3. group 
連隊 : [れんたい]
 【名詞】 1. regiment 
: [たい]
 【名詞】 1. party 2. company 3. body (of troops) 4. corps

東寧重砲兵連隊 : ウィキペディア日本語版
東寧重砲兵連隊[とうねいじゅうほうへいれんたい]

東寧重砲兵連隊(とうねいじゅうほうへいれんたい)とは、大日本帝国陸軍東寧県に駐屯させていた要塞攻撃用砲兵連隊である。第二次世界大戦最後の1945年8月17日に、隊員ら300人以上が装備火砲とともに自爆して集団自決を図り、連隊長以下約200人が死亡した。
== 沿革 ==
1940年(昭和15年)12月、東寧重砲兵連隊は、阿城重歩兵連隊を編成担任部隊として、当時日本の勢力下にあった満州国黒竜江省東寧で編成された〔田藤(1991年)、123頁。〕。関東軍のうち第3軍直属の重砲兵部隊であり、仮想敵国のソビエト連邦との戦闘で主戦場に想定されていた満州東部国境方面の重要部隊であった。ソ連領への侵攻作戦に際して予想される強固な敵要塞・防御陣地の破壊を主任務とした。隷下3個大隊から成り、第1大隊と第2大隊は四五式二十四糎榴弾砲、第3大隊は七年式三十糎榴弾砲を装備していた。
1941年(昭和16年)12月の太平洋戦争勃発後も満州に残り、ソ連との開戦に備えて訓練を続けた。日本の敗色が濃厚となった1945年(昭和20年)4月には、東寧地区のほか図們地区と穆棱地区へ分散配置され、一部を本土決戦に向けて日本本土へ転用した〔。同年6月には第1大隊本部を解隊した〔中山(1990年)、247-248頁。〕。関東軍の戦力は太平洋方面への抽出により弱体化していたため、従来想定してきたソ連領侵攻作戦を行える状況ではなく、東寧重砲兵連隊も本来の任務とは逆の陣地防御戦闘の準備を進めた。
1945年8月9日ソ連対日参戦時にも第3軍直属で、連隊主力が第79師団(図們地区)〔中山(1990年)、204頁。〕、第3大隊主力(第6中隊欠)が第124師団(穆棱地区)、第1中隊と第6中隊が独立混成第132旅団(東寧地区)へそれぞれ配属された。第6中隊は陣地外にあった装備火砲を破壊のうえ独混第132旅団独立歩兵第761大隊などとともに東寧要塞の郭亮・匂玉陣地へ入るが、迫撃砲の直撃で中隊長が戦死するなど損害が続出して、ポツダム宣言受諾発表後の8月19日の脱出戦までにほとんど全滅した〔中山(1990年)、218-220頁。〕。第1中隊は独混第132旅団独歩783大隊など約1000人とともに東寧要塞の勝鬨陣地を守備して激戦を展開し、8月26日に第3軍の命令で停戦するまで防衛に成功した〔中山(1990年)、220-221頁。〕。第3大隊主力は穆棱西方に布陣して8月12日に対戦車戦闘で戦果を上げるが、火砲故障のため後退し、退却過程で多数の死傷者を出した。連隊主力は図們方面に敷かれた第3軍の主防衛線に参加したが、主に後方の朝鮮穏城郡南陽付近へ配置されたため、図們付近まで前方配備された第3中隊で8月16-17日の戦闘により5人戦死した以外は特に砲火を交えることなく停戦を迎えた〔。その後、連隊主力は次に述べるように集団自決を図って多数の死者を出した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「東寧重砲兵連隊」の詳細全文を読む




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