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zonal distribution =========================== ・ 帯 : [おび, たい] 1. (n-suf) band (e.g., conduction, valence) ・ 帯状 : [おびじょう] zone ・ 状 : [じょう] 1. (n,n-suf) shape ・ 分 : [ぶん, ふん] 1. (n,n-suf,pref) (1) part 2. segment 3. share 4. ration 5. (2) rate 6. (3) degree 7. one's lot 8. one's status 9. relation 10. duty 1 1. kind 12. lot 13. (4) in proportion to 14. just as much as 1 ・ 分布 : [ぶんぷ] distribution ・ 布 : [ぬの] 【名詞】 1. cloth
帯状分布(おびじょうぶんぷ、たいじょうぶんぷ、ゾーネーション)とは、あるものの分布が、長い広がりをもちながら、比較的狭い幅に限られた、一定の帯の形になることを指す。特に、生物の分布がある方向に向かって入れ替わって行き、外から見るとそれぞれの生物の分布域が帯状に見えるものを指すことが多い。代表的なのは、海岸の岩の上に見られ、カキやフジツボがそれぞれにある水準に層をなしているのがよく分かる。ここでは、生物の帯状分布について説明する。 == 成立の条件 == 帯状分布が見られるのは、次のような場合である。 #生物の分布に影響を与えるような環境要因が、ある地点から別のもう一つの地点まで、一定の勾配を持って変化している時。 #対象となる生物の移動能力がその範囲を移動するには低い時。 これはどこにでも見られる条件なので、このような分布はいろんな場面で見られる。例えば、海岸では潮の満ち干があるので、潮間帯ではその水準によって、海面から顔を出す時間に差がある。そうすると、上の方には乾燥に強い生物しか生息できないし、下の方にはそうでない生物が出やすくなる。満潮線付近にはイワフジツボなどが、その下にはカキなど、その下にはムラサキイガイが、といった風に決まった順番に岩の上に生物が付着する層が見られる。大型の海藻は干潮線付近でやっと出現する。 また、池の周囲では、沖に出るにつれて深くなるから、水際近くでは湿地性の植物が、浅いところでは水面から上に茎を伸ばす水草が出現し、更に深くなるとジュンサイなど水面に葉を浮かせる水草が出る。 ある程度の高さのある山ならば、標高によって、上に行くほど寒い地域の植物が出現し、森林の型も変わって行く(垂直分布)のが見られる。 巨視的に見れば、地球上での緯度の差による生物種組成の変化も、帯状分布していると見ることもできよう(水平分布)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「帯状分布」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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