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山地乳 : ミニ英和和英辞書
山地乳[やまちち]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [やま]
 【名詞】 1. (1) mountain 2. (2) pile 3. heap 4. (3) climax 5. critical point 
山地 : [さんち, やまち]
 (n) mountainous district
: [ち]
  1. (n,n-suf) earth 
: [ち, ちち, にゅう]
 【名詞】 1. milk 2. breast 3. loop 

山地乳 : ウィキペディア日本語版
山地乳[やまちち]

山地乳(やまちち)は、江戸時代の奇談集『絵本百物語』にある日本妖怪
== 概要 ==
『絵本百物語』の挿絵では、サルに似た姿で、口先が尖った姿で描かれている。同書本文によれば、コウモリが年をとると野衾(のぶすま)という妖怪になり、さらに年をとると山地乳になり、山中に隠れ住むという。この山地乳は、眠っている人間の寝息を吸い取り、その様子を他の誰かに見られていれば、寝息を吸われた者の寿命が延びるが、誰にも見られていなければ、その者は翌日に死んでしまうという。これによって実際に寿命が延びたり死んだりした者はいないが、土地によっては誰もがこの山地乳を恐れているのだという。深山ではこれを「さとりかい」というとあるが、これは中部地方の妖怪として知られる「」と同一視されたものと見られている。
また『絵本百物語』の挿絵中の文章によれば、山地乳は奥州(現・東北地方)に多くいるもので、寝息を吸った者の胸を叩き、叩かれた者は死ぬが、前述同様にその様子を誰かが見ていると、吸われた者は長寿を得るという〔。
『絵本百物語』では山地乳は奥州の妖怪とされているものの、ほかの書物や伝承に山地乳の名は確認されていない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「山地乳」の詳細全文を読む




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